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社会対策法を伝授

9月からの学習。

2010年9月03日

 国語ブログでも記しましたが、入試まで残り150日、1教科当たりの持ち時間は35日程度です。この1ヵ月強の時間内で社会も完璧に仕上げていかなくてはなりません。ですから1日の遅れがそのまま合格を遠ざけることになります。

 当塾生にはお伝えしましたが、平日は毎日40分、休日は1時間半が社会の学習時間です。(具体的に何をすべきかは既報済みです)

 家庭では地理・歴史・公民をうまく組み合わせ学習してください。組み合わせ方は地歴・歴公・公地の3通りですね。授業でも1分野に偏った学習はいたしませんので、毎回「予習シリーズ」は2冊お持ちいただくことになります。

 社会は基本的に「暗記科目」です。入試日までに重要事項を全て暗記していることが合格への最低条件ですが、漢字で表記されたものは原則的に漢字での筆記を求められますので「この漢字はまだ学校で習っていないからひらがな表記でいいや」という訳にはいけません。入試では「元寇」「墾田永年私財法」「「菅原道真」などがよくでます。(官原、管原ではありませんよ。なお「菅 直人」も漢字で書かされそうな気がします)

 ようやく暗記したとしても、「いつ・どこで・誰が・なんのために」まで理解できていないと活用できません。重要事項の意味は必ず把握しておいてください。吉宗の行った改革を「二官八省の制」と答えたB君!痛すぎです。ただ暗記すればいいというものではありませんよ。よく考え覚えましょう。

 こういうトンチンカンなミスをしないためにも、サブ教材として地理では地図帳を、歴史では年表を手元に置き活用してください。点で覚える暗記から、線で覚える暗記に切り替えましょう。

 最近は暗記を軽視し、やれ発想力だ、やれ独創性だととうるさいのですが、学習の基本は暗記です。そこでしっかり脳に汗をかくこと。この苦労を避けている生徒の発想力など単なる自分勝手な思いつきに過ぎません。また、重要事項を覚えていないと何も語れません。社会では記述問題が増えていますが、これも肝心なことを覚えていないと、たとえ記述力・独創性・着眼点などが優れていても何も書けませんよね。(しかも、流れ=線として覚えていることが大前提)

 ところで、社会は生徒のやる気を判断する格好のバロメーターです。この出来不出来で生徒の意欲を垣間見ることができます。暗記なんて「覚える気」=「やる気」がないとできませんからね。

 これから先、社会のできない生徒は「入試に成功したくない生徒」と判断し、それに見合った接し方をしてまいります。ので、ご注意ください(笑)。

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