中学受験は個別指導塾で成績伸び率の差が出る!!

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社会対策法を伝授

社会・1年間を振り返って。

2011年1月07日

 2月入試まで残り20日。ですが、その前に1月入試がありますね。皆さん、今までの努力の成果を発揮するときがいよいよやってまいりました。ただ、その日までにはまだ猶予期間が残されています。試験開始一秒前までが学習期間ですよ。あきらめの悪い生徒でいてくださいね(笑)。

 国語ブログでもお話しましたが、お蔭様で当塾生は合判テストの社会で一人当たり平均5強の偏差値アップを達成することができました。

 1年を振り返ってみてつくづく感じたことは、社会というのは「努力の科目」であるということです。社会の基本は暗記ですが、暗記という作業に必要なのは能力・才能ではなく「動機付け」「熱意」「根気」「時間のかけ方」それに「完璧を目指す志」です。これらをトータルして「努力」と呼んでいいと思います。

 「志望校に入るため」という「動機」を忘れず、「必ず合格したい」という「熱意」が必然的に「時間をかけて学習する」ことにつながり、そこから確実に覚えていくために欠かせない「根気」が派生する。そうした中でより「完璧」を目指そうという欲が更に社会の学習に弾みをつける。そして今に至るまでこの好循環を維持できた者が社会では勝者となります。

  32.4→45.5→58:5

 これ、何の数字だと思います?

 これは塾通いの経験がなく、6年生になって初めて当塾に入り本格的に社会に取り組んだ生徒の合判テスト(2~4回)の偏差値の推移です。

 とにかくこの生徒はしつこい(笑)。当塾の自習室で覚えるまで繰り返し学習している様子を何度も見かけました。不器用な生徒ではありますが、先程記した「努力する生徒」の一人であることは言うまでもありません。こういう生徒は確実に向上します。

 また、教える側も相当しつこい(笑)。一切の妥協なしに生徒を質問攻めにします。2時間授業で一人当たり平均40の質問です。即答できないとアウト。個別授業ですから生徒は一切油断ができません。相当疲れ、相当鍛えられたと思います。ですが、このやり取りが上記の偏差値アップにつながったのだと自負しています。

 当塾生はここで培ったことを自信とし、入試に結び付けてくれればと思います。

 これで今期の「社会ブログ」は終了します。

 皆さん、来期も充実した情報を提供して参りますので宜しくお願いいたします。

※ 来期の社会は授業形態を刷新いたします。詳しくは今月末のHPをご覧くだ  さい。

今年のキーワード。

2010年12月16日

※ 入試まであと45日。ブログを更新するたびに受験までに残された時間がわずかであることを実感させられます。だからこそ、毎日毎日を大切に過ごし悔いのない受験を目指したいですね。

 さて、今年もいろいろな出来事がありました。中学入試ではその年に関係のある時事問題を出題することがあります。今年起こった注目すべき話題を以下に記しました。キーワードのみの表記ですが、その言葉に関連することにまでアンテナを広げ調べてみましょう。(例えば「上海万博」だとしたら、上海の位置・中国の首都・通貨・国家主席名・歴史・地理など範囲を広げて確認してみましょう。「時事ノート」など作ってもいいかもしれません。

※( )は関連・派生する言葉

日本

相模原市(19番目の政令指定都市・神奈川県・横浜市・川崎市)、異常高温(エルニーニョ現象←→ラニャーニャ現象、ヒートアイランド現象、ゲリラ豪雨)、口蹄疫(宮崎県、東国原知事)、COP10(名古屋市、生物多様性条約)、東北新幹線(新青森)、APEC(アジア太平洋経済協力会議、21カ国、横浜市)、羽田空港国際線ターミナル(茨城空港・成田空港・ハブ空港・仁川空港)、平和式典(広島市・パンギムン国連事務総長、IAEA事務局長・天野之弥氏)、高速原子炉「もんじゅ」運転再開(福井県敦賀市、プルトニウム、プルサーマル発電)、尖閣諸島(沖縄・中国・海上保安庁・中国レアアース輸出制限)、普天間基地(鳩山首相、沖縄県宜野湾市、辺野古・名護市、日米安全保障条約、抑止力)、エコポイント(省エネ効果家電)、子ども手当て(月1万3千円、15歳以下、待機児童増加)、公立高校授業料実質無料化、高速道路無料化、検察審査会(11名・小沢一郎)、裁判員制度(20歳以上・3人の裁判官・6人の裁判員・刑事事件・地方裁判所・守秘義務)、時効の廃止(再審請求・冤罪)、ねじれ国会(二大政党制・マニフェスト・政治とカネの問題、参議院議員選挙与党(民主党・国民新党)の敗北)、事業仕分け(税金の無駄使い、独立行政法人・特別会計・レンホー行政刷新担当大臣、円高(ドル安・ユーロ安)、国債発行残高(637兆円・社会保障関係費の増加・消費税率アップの検討)

海外

ノーベル化学賞(スウェーデン・ストックホルム・鈴木章氏・根岸英一氏・触媒技術)、ノーベル平和賞(ノルウェー・オスロ・劉暁波氏・民主化運動)、スーチー氏(ミャンマー・軟禁解放)、アイスランド(火山噴火)、ギリシャ(多額の財政赤字・ユーロ安の発端)、メキシコ湾(原油流失事故・環境汚染)、NPT再検討会議(北朝鮮の核実験非難・ニューヨーク)、ビキニ環礁(世界文化遺産・第五福竜丸事件・水爆実験)、大地震(ハイチ・チリ)、ワールドカップ(南アフリカ・アパルトヘイト・マンデラ大統領・ダイヤモンド・プラチナ白金・金)

まだまだありそうですがここまで。1月辺りでそれぞれを確認しておきましょう。

その前に、「四科のまとめ」「予習シリーズ」は完璧に!

社会は整理して覚える。

2010年12月10日

 国語ブログでも触れましたが、第1志望校に入学したければ「合格率50%以上」の成績の確保は必須です。その実力を測る最後の機会があさっての第4回合判テストです。結果が出せるよう全力を尽くしてください。

 社会は今月中に「予習シリーズ」を終わらせましょう。しかし、中には「もう何度も取り組んだし覚えている、だけどなかなか点が取れない」と感じている生徒さんも多いでしょう。重要語句の記憶自体はOK。しかし、それがテストで活用できないということですね。

 イメージとしては「百人一首」と似ています。私も経験がありますが、百枚覚えること自体はたいして難しくはありません。上の句の5,6文字が出てくれば、下の句が自動的にスラスラと出てきます。しかし、下の句の5,6文字が出てくれば上の句もすんなり出てくるかといえばそう容易くはありません。これが競技カルタとしての「百人一首」の難しいところです。社会で言えば、「シラス台地といえば、鹿児島県」と出てきても、「鹿児島県といえば・・・?」がスンナリ出てこないということでしょう。これは整理して覚えるしかありません。以下のことを実施してみては如何でしょう?

1.地理は「都道府県別ノート」を作る。各都道府県ごとにそれぞれの地理(山、川、半島など)・気候・農業・工業・水産業・交通・伝統工芸品などをまとめて書いてみる。

2.歴史は「時代ノート」を作る。各時代ごとの文化・貿易・歴代将軍、法律などを上記と同じ要領でまとめる。

3.公民はIMF・WHOなどアルファベット表記されたものの横に日本語訳を記したノートを、「出席議員の3分の2」「総議員の4分の1」「内閣不信任案議決から10日以内に」など数字がからんだ重要事項を整理した「公民数字ノート」などを作る。

 つまり、ややこしく苦手な分野こそしっかり直視し、きちんと気に留めて覚えていく作業の実施を意識しなさいということです。

 ただ、これらの必要性は以前からずっと言ってきたことです。未だに社会で結果が出せない生徒はこういう手間隙を惜しんできた怠け者です。寝転がって「予習シリーズ」をボーっと見ていても時間の浪費。これでは「学習時間はとっている」という自己満足だけで終わってしまいます。手と頭を使いましょう。本来要領とは自分で編み出すもので、講師が手取り足取り指導するものではありません。甘えないでくださいね。

 残りの日々は精進して取り組んでください。

 本日は以上です。

第3回合判テストの総評(社会)。

2010年12月03日

 今回の社会は前回当塾生全員が成績アップを果たした反動からか、下落する生徒が多かったようです。ただ、下落幅が許容範囲内でしたので、それが救いと言えば救いなのですが・・・国語のようにうまくはいきませんでしたね。偏差値上昇率も最大7.2止まり(41.5→48.7)でした。第4回に向けての反省材料といたします。

 歴史はよく取れていました。基本事項ですからね。ただ、「貿易」を時代順に並べ替えるなどの問題は日頃から「整理して覚える習慣」をつけていれば出来る問題です。その手間を惜しんだ生徒が沈んだということですね。

 公民は選挙がらみが多く、ここで外した生徒が多かったようです。「内閣総理大臣の指名」=「特別国会」と思い込んでいるあなた!。特別国会が開かれる前には解散に伴った衆議院選挙があるはずでしょ?鳩山さん以外の人は選挙がからんでいませんでしたからね。注意してください。

 また、「普天間」「辺野古」「高等学校の授業料無償化」「国債」など、今年話題になったキーワードが問題に出てきましたね。日頃からニュースに敏感な生徒(もしくはそういう親御さんのいる家庭)では難なくできた問題です。(そう言えば「レンホーって誰?、センゴクさんって誰?」と言った生徒がいましたっけ?親御さんもお子さんとの会話の中で教えてあげてください、ご協力お願いしますね。)

 地理は工業地帯・地域。久しぶりでしたね(笑)。これもそれぞれの特徴をつかんでいれば出来た問題です。どうも社会の苦手な人は記憶力云々ではなく、手間をかけて覚えるという作業を軽視する「面倒くさがりや」「楽したがりや」が多いようです。まっ、そういう生徒は「受験の神様」から真っ先に見捨てられます。ですが、仕方ありません。自業自得ですから・・・。

 本日は以上。前回頑張りすぎた反動による今回の結果でしたが、とは言え、言い訳はできません。伸び続けることが大切です。次回第4回合判テストでは全員最低偏差値55以上の確保を目指し全力で取り組んでください。

社会は気力・手間・理屈。

2010年11月26日

※ 前回お話ししました「第3回合判テストの総評」(社会)は生徒全員のデーターが集まり次第、お伝えします。

1. さて、かつてこんな大学生がいました。家庭教師として国語を指導していたのですが、ある日生徒の親御さんからこんなことを言われました。「先生、来週から社会の指導もお願いできませんか?」。すると、その家庭教師は「はい、いいですよ」と思わず快諾してしまいましたが、本当は社会なんか教えたことがない!「国語の講師だったら社会もできるはず」という親御さんの勘違いが生んだ悲劇。そして、次の日慌てて中野の四谷大塚に出向き、そこで社会の「予習シリーズ」一式を購入し、毎日半日ずつを社会の学習に費やした彼。そして1週間後にはベテラン講師の如く朗々と授業を行った彼。そして親御さんから「さすが文系の先生ね」とお褒めの言葉をいただいた彼。その「彼」は今当塾で「先生は昔1週間で「予習シリーズ」をすべて覚え切った。それは追い込まれていたからだ。思わぬ火事場の馬鹿力を発揮したからだが、あのときは本当に気力が充実していた。君たちはまだ入試まで70日近く残している、とすれば、あと10回転もできる。どうしても受かりたいという気力があれば十分可能だ」と、生徒たちにハッパかけています。

2. 「予習シリーズは毎日やっているよ」という生徒がいます。ですが、テストの結果が芳しくありません。そこで講師の質問、

講師「法律案の再可決に必要な衆議院の議員数は?」

生徒「その総議員の過半数?」

講師「違う」

生徒「じゃ、出席議員の4分の1?」(不安げに)

講師「違う」(イライラ)

生徒「分かった!総議員の3分の2!」(勝利への確信)

講師「違う!(爆発)、答えは○○○だろう!」(○○○は自分で調べてね)

 確かに生徒の答えた数字はすべて「予習シリーズ」に載っています。だから、しっかり学習時間はとっているのでしょう。しかし、自分で「それが何に必要な何のための数字なのか?」を一つ一つ覚えるという「面倒くさいこと」から目を逸らし、つまり、手間をかけてノートに整理して覚えるなどの工夫を避けていたために、結果的にウロ覚えになってしまったのです。せっかくの学習を非効率的にしてまう許容期間はもはやありません。

3.講師 「大宰府に防人を置いたのは何がきっかけ?」

  生徒 「応仁の乱」

 とんでもない答えを言う生徒がいます。時代認識がおかしいでしょう?と同時に、社会は「理屈」で覚えなければいけないことを忘れています。大宰府は九州の福岡、そこに兵を置くのはそこに近い朝鮮半島からの脅威に備えてのものでしょう?応仁の乱は京都が舞台。関係ないですよね。「大宝律令」で制度化された防人ですが、その前に起きた日本と朝鮮との確執といえば「○○○の戦い」(これも自分で調べてね)ですね。これがきっかけでの設置だったということです。

 本日は社会に必要なのは「気力」「手間」「理屈」であるというお話でした。

 次回に続きます。

 

成績の上乗せを図るには?

2010年11月15日

 昨日、四谷大塚の第3回合判テストが終わりました。近々、当塾生たちの成績も明らかになると思いますので、結果がまとまりましたら「総評」という形でブログでも紹介したいと思います。

 さて、「当塾で一番頑張っている生徒は誰ですか?」と問われれば、私は真っ先に社会のできる生徒を挙げたいと思います。なぜなら、天性の能力が少なからず影響する他教科と違い、社会は「時間をしっかりかける」「覚える気力を持つ」「覚えるまで繰り返し取り組む」など本人の自主性及び精神力がそのまま結果に出るから、つまり、入試に対する気持ちが真摯で真面目である生徒ほどそれに比例して好成績を挙げているからです。頑張りが素直に結果となるのが社会ですね。

 逆に言えば、社会の偏差値が50未満で低迷している生徒は間違いなく「やる気・努力が人並み以下」ということになります。入試はそんな子供まで救うほど「御人好しな仕組み」にはなっていません。気力のない子供が本番で淘汰されたとしてもそれは自然の摂理上やむを得ないことなのです。(ですから、私は入試で失敗した生徒には、「失敗はしたがよく頑張った」などとエセ金八先生風の無責任で何の根拠のない形だけの慰めやフォローは一切いたしません。むしろ無視です。頑張らなかったから落ちたのです。その事実に目をつぶり詭弁を弄する暇があれば、その時間は努力して合格を勝ち取った生徒たちやその親御さん方と喜びを分かち合うことに使いたいと考えます)

 幸い当塾生は前回の合判(社会)で全員の成績が向上しました。生徒たちのやる気と私の鬼のような(?)厳しい授業がうまくコラボした結果でしょう。

 私の担当している社会と国語は、一度高得点が取れると自信と「得点できるパターン」が身につくという点で共通しています。(それは自転車と同じ。乗る前は何度も転倒し傷だらけになりますが、あきらめずトライし一度でも乗れるようになれば後は大丈夫ですよね)その定着がその後の大崩れを防ぐことになり成績が高値で安定します。今年中にその域に達するよう努力しましょう。難しく考えなくてもいいのです。要は2月1日(受験日)に自分の学力をピークにもっていけばいいというだけの話なのです。この時期はまだまだ結果云々を語る時期ではありません。受験日当日1分1秒前までが修練の時間なのです。

 本日のテーマは「成績の上乗せの図り方」でしたね。現状に満足することなく、得点を上乗せするためには、更なる「胸突き八丁」を乗り越えなければいけません。偏差値50台の生徒と60以上の生徒の決定的な違いは、「あえて難関に挑む」という姿勢の有無の差なのです。以下のことを実行しましょう。

 まず、「趣味の社会」はやめること。

 最近流行の「歴女」(戦国時代など特定の時代が大好きな女の子の総称)、これに似た生徒がいます(あなたのことですよ!Cさん)。ですから、好きな歴史分野はほぼ満点。それはそれでいいのですが、地理・公民など他の分野もバランスよく取り込んでくださいね。特に、自分の苦手な単元にあえて目を向けてこそ「そつのない真の受験生」と言えるのです。

 次に「覚えるのが面倒で避けたい単元」の学習こそ強化すること。

 具体的に言えば

1. 「PKO・ODA・IAEA・IMF」などアルファベット表記のものを日本語に訳すことが求められる分野。中東・ヨーロッパ諸国の位置の確認。国連・国際情勢など。

2. 「日本国憲法」「国会・内閣・裁判所・地方自治」など子供にとってなじみの薄い分野。

3. 戦後の歴史つまり現代史分野。(大抵の生徒は1945年以前の歴史で力尽きてしまう(笑))

4. 現在話題になっていること。(直近ではAPEC・尖閣問題など)

 そして、「自分のアンテナ」を鋭敏にしておくこと。

 例えば「茶は静岡県の工芸作物である」という情報を得たなら、

 その他の工芸作物は? 茶の生産上位3県とは?静岡の地形とは?静岡を通っている交通機関は?静岡の歴史は?というように自分で問題を派生させ調べていく。「茶」だけで50程度の問題が作れます。自分でアンテナを多岐に巡らすことができる生徒は社会に強いです。

 これらすべてを行うという努力が加味されれば、社会で偏差値60以上が当たり前となるでしょう。

 しかし、これは社会に限った話ではありません。その他教科でも求められることなのです。

 「あの子はいつも偏差値で70以上取れる、なぜだろう?」

 理由は簡単。それはつらいことから逃げない姿勢を保ち続けることができているからです。生まれ持っての才能は関係ありません。遺伝でも、脳の総重量の差でも、食べ物の違いでもありません(笑)。

 「艱難汝を玉にす」が心底わかっている生徒だということです。つまり、学力のある生徒は考え方が「大人」で、それに相当する「人間力」もあるということですね。

 次回に続きます。

第3回合判テストに向けて。

2010年11月05日

10日後の合判テストに向け、社会で準備すべきことをお話しいたします。

1.毎日30分間で「予習シリーズ」の1単元を克服するというお約束は守っていますか?社会は根気です。その根気は「必ず合格するんだ」という強い決意によって支えられています。つまりモチベーションの差が社会の得点の差となって表れます。

2.危機感をもって学習していますか?100個覚えたらそれで安心し満足してしまうのは凡人。入試で勝つのは「101個目が入試に出たらどうしょう?」という危機感の下、更なる記憶にチャレンジできる生徒、自分に厳しいノルマを課すことを厭わない精神年齢の高い生徒です。

3.理屈で覚えていますか?例えば「三国干渉」の中にいつも「イギリス」を加えてしまうA君!日本に対し遼東半島を清に返還せよと訴えたのは「ロシア」。そのロシアの南下政策に警戒感をもった日本がそれを牽制する目的で同じくロシアのヨーロッパでの影響力に危機感を持っていたイギリスと1902年に「日英同盟」を結んだはずなのだから、当時のロシアとイギリスが手を取り合うなど理屈で考えてもおかしいでしょ?ただ単に頭から煙が出るくらい頑張って記憶するだけではいけないのです。「線」で考えましょう。社会のテストでは「記憶力」ではなく、「確かな理解力」が問われているのです。それには重要事項の意味だけでなく、「流れ」を掴むような気持ちで覚えていきましょう。

4.書いて覚えていますか?手を動かすことで脳は活性化します。ただ、長時間ボーっとテキストを眺めているのは「怠け者の学習スタイル」。労を惜しむ生徒の学習は非効率的なうえ、結果が出せないのに本人が勉強した気なってしまっているぶん厄介です。「付け焼刃」はいずれ剥がれます。時間をかければいいというものではありません。しっかり記憶に留められる覚え方を心がけましょう。

5.結果を出すことにシビアですか?「頑張った」「努力した」という100回のお題目より1回の結果の方が大切です。頑張った生徒が勝つのではなく、勝った生徒は頑張っていたということなのです。

 当塾生は前回の社会で好成績を挙げてくれました。更に気を引き締め、次回に備え学習に励んでください。

第2回合判の結果について。

2010年10月29日

※ 6年生の社会の授業枠はすでに定員に達しておりますが、土・日がスポットで空く場合もございます。「ここから社会の成績を上げていきたい」という方はお問い合わせください。(5年生は来期まで空きがありません。御了承ください)

 さて、第2回の合判テストの結果ですが、前回比で当塾生の全員が成績アップを成し遂げました。皆さん順調に推移していますね。この調子です。

 ただ、このことについて私は特に驚いてはいません。むしろ、当然の結果だと認識しております。

 社会ほど成績を伸ばしやすい科目はありません。今回の成績の向上は当塾生諸君が当たり前のことを淡々と遂行した結果に過ぎません。その「当たり前のこと」とは以下に記した通りです。

  受験用として十分練られた主要な参考書・問題集、例えば「予習シリーズ」の内容さえすべて覚えていれば、満点とまではいきませんが、入試では合格最低ライン以上の成績を取ることは可能ですね。だったら覚えましょう。

 覚えるには時間がかかります。その時間さえきっちり確保できればいいんですよね。 だったら、時間を取りましょう。

 「予習シリーズ」の5年生(上下)・6年生(上)の単元を合算すると50程度です。と言うことは、今から1日1単元ずつの学習をスタートしたとしても、1ヶ月半で一巡できます。つまり、2月までには二巡できるという計算になります。1単元を学習するのにかかる時間は集中すれば30分以内で済みます。とにかく、個々の重要語句の暗記というより、単元内の文章を丸暗記するイメージで覚えることが大切です。

 同様に理科も社会と同じ分量と時間を費やせばいいのです。つまり、社会・理科の学習時間は合計1日1時間で済むのです。この時期になると家庭学習は平日最低でも3時間は必要なのですが、この時間配分ですと、残り1時間半~2時間を「入試の要」である算数に充てることが可能となります。

 物事はシンプルに考えましょう。合格を勝ち取るには「それに必要な学習時間量と入試に対する真摯な気持ち」。この両輪さえあればいいのです。できない生徒はどちらかが欠けているのです。(両方かも?)

 社会は1日30分の学習を毎日コツコツ根気よく積み重ねるだけでいいのです。とてもシンプルな話です。「とは言っても続かないんだよな~」という人は受験をやめましょう。合格証書は頑張った人だけが受け取ればいいのです。(家庭学習をしっかり確保させる親御さんの力量も問われます)

 社会は「時間と根気」さえあれば成績はそれに比例し勝手に上がっていくものです。頑張った分の見返りが多いという意味で、社会はとても「組みやすい教科」なのです。今回私が当塾生の成績向上に特に驚きを感じなかったのは、それが意外でも何でもなく、彼らが上記のことを地道に行ってきた結果に過ぎないと思っているからです。

 ですが、同じ時間を費やしても成績にバラツキが生じることもあります。それはひとえに「集中力の有無」「危機感の有無」など、自分に厳しいか甘いかだけの差ですね。つまるところ「人間力」の差ですね。結局、話はそこに行き着きます。

 毎度申し上げておりますが、当塾は生徒の心にまでは干渉しません。やる気のある生徒は頑張って合格を勝ち取ってください。向上心のない生徒は不本意な結果になってもそれを甘んじて受けてくださいということです。

 われわれ講師の役割は、生徒全員に対し合格に不可欠な質の高い授業・情報を平等に施すことです。あとは、授業の受け手の心がけ次第。同じ授業を受けているのに差がついてしまう理由・原因が何なのか?未だに低空飛行を続けている方がいらっしゃるのなら、そろそろそこに気付かれてもいいのではないでしょうか?

 今回は社会の合判テストで当塾生がいい方向に進みつつありますよというお話でした。

 次回に続きます。

 

社会のできる子とは?

2010年10月22日

 先日、第2回の合判が終了しました。当塾生もこの1ヶ月、厳しい授業を乗り越えてきたせいか、「教わったことは確実に正解に持ち込む」という姿勢が確立されたように思います。特に歴史での正答率が相当高かったようです。皆さんよく頑張りました。

 また、9月22日付けのブログ「次回のテストのヤマはアレとアレですよ」にお問い合わせいただいた方、良かったですね!。そう、ドンピシャ予想通り「幕末」からの出題でした(もう一つの「奈良時代」は少しカスりました(笑))

 次回は「アレ」ですね。興味のある方はまたお問い合わせください。

 さて、世の中には「他の教科は出来なくても社会だけはできる生徒」(その逆もありますが)がいます。

 苦手な生徒からは「こんなの覚えて何の意味があるんだ?」と思いつつ、「だけど、試験に出るからしょうがない」と自分に言い聞かせ、しぶしぶ「無味乾燥な暗記」に取り組もうとしている姿を想像してしまうのですが、如何でしょうか?A君?

 逆に嬉々として取り組んでいる生徒もいます。当塾の自習室でも気付けば社会ばかりやっている生徒がいます。(そして、「おい!算数はどうなっている?」と注意されるB君でした・・)

 社会のできる子のルーツはどこにあるのでしょう?他教科もそうですが、一つの教科で特に秀でている生徒の幼少期にまで遡るとその理由が見えたりします。

  一つは社会に対する興味が強い親御さん(特にお父さん)のもとで育ったお子さん。日曜日の夜は必ず「大河ドラマ」を見、旅先では「ご当地ネタ」を語るほどの雑学・薀蓄好き。そして、最近流行りの「池上 彰」のような情報番組は欠かさずチェックする。そんな「雑学好き」のお父さんと一緒に楽しく過ごせた環境があったかどうかですね。親が好きなことは子供にも影響を与えます。(以前、「テレビは毒だからうちの子には見せたことがありません。家ではずっと環境音楽を流しています」と何やら誇らしげに語っていたお母さんがいましたが、その家庭には社会に関する情報は皆無だったのでしょう。そのせいかお子さんの社会の成績は散々なものでした)」

 二つ目は「感受性の強さ」。例えば「鉄ちゃん」と呼ばれるような「鉄道好き」の生徒のほとんどが社会(特に地理)好きです。鉄道に興味のあるお子さんはまず「車両のかっこ良さ」に惹かれます。そして「この車両はどこを通るのだろう?一度乗ってみたい」と、走っている地域・停車駅など地図帳でチェックし、その興味が地理全体に波及していくのです。つまり、彼らは飽かずに地図帳の中で「空想の旅」を続けているうちに自然と地理に詳しくなっていったという流れなのです。また、例えば飯田線・土讃線(鉄道好きにはたまらない路線)などは谷と谷を這うように走っていますが、地図帳で確認すると茶色(山岳)と茶色に挟まれた細い緑の部分(平野・盆地)を通過していることがわかります。「へーこんなところにも人が住んでいるんだ。どんな暮らしをしているんだろう?」と想像することを楽しめるお子さん。こんな感受性の強い生徒は社会が強いですね。

 三つ目は「自己顕示欲の強い生徒」。自分の覚えた知識を他者にアピールし、「わあ、よく知っているね、すごいね。」と褒められたことに一度でも快感を覚えた生徒は「世界の国旗」「新幹線の停車駅」「東海道五十三次」の記憶など一見面倒くさいと思える作業も喜んで自らの意志で次々にチャレンジしていきます。理由はただただ人に自慢したいから。そして、そんな「記憶力に優れた自分」を自画自賛したいから。皆さん、それでいいんですよ(笑)。ただ、それを親は「くだらない」と一蹴しないこと。それを受け止め、大げさに褒める「親の度量・演技力」が求められます。やはりお子さんの学力は「親力」次第ということなのです。

 四つ目は「人間好きな生徒」。大河ドラマを「ええと、この時代は1867年のころだから・・」とメモを取りながら見ている生徒はいません。そこでの人間模様を楽しんでいるのです。そして、「自分が主人公だったら・・」という想像を楽しめる。歴史好きな生徒は「人間に興味のある人間味ある」タイプが多いようです。

 他にも「根気がある」「転校経験があり、住んだ地域に愛着がある」などが考えられます。

 いずれにせよ、「三つ子の魂百まで」と言いますから、幼少期の体験が今のお子さんに何らかの影響を与えているのは間違いないようです。

 だから、私は男子生徒に言っています。

 「将来お父さんになったとき歴史に詳しいと子供から尊敬されるぞ、また、地理に詳しいとモテモテだぞ、ドライブネタに欠かさないからな」と。

 どこまで理解しているかわかりませんが・・(笑)。

 次回に続きます。

 

また合判ですね。

2010年10月14日

本日を含め、残り3日で再び合判テストですね。

当塾生の諸君!皆にお伝えした通り今回の社会の目標偏差値は○○ですよ。

これをクリアーすることにより初めて第一志望校への「受験資格」が得られると思ってください。

 さて、当塾では10月以降は「予習シリーズ」はほとんど使わず、ひたすら総合演習を行っています。つまり、地理・歴史・公民のゴチャマゼテストをやっているわけです。(「予習シリーズ」・「四科のまとめ」は完全家庭学習となりました)

 地理なら地理、歴史なら歴史とそれぞれの重要語句一つ一つを覚えたとしても、それは「点点」を記憶したに過ぎず、テストでは活用できません。少し設問を変化させるとたちまちできなくなる。社会の苦手な皆さん、そんな経験はありませんか?

 ですから、意図的に「点点」を線で結ぶためには「ゴチャマゼテスト」が有効なのです。この授業の成果か「社会で点が取れない生徒」が日々少なくなってきたように感じます。

 例えば問1の答えが「群馬県」だったとします。そこから分野を問わない永田の怒涛の質問攻めが始まるのです。

「じゃあA君、群馬と言えばキャベツの生産で有名な?」

「嬬恋村」

「と言えば、何山の麓?」

「浅間山」

「の噴火と言えば、何の飢饉?」

「天明の大飢饉」

「と言えば、その頃政治を主導していたのは?」

「田沼意次」

「と言えば、その前後の改革は?」・・・・

と、ひたすら質問・質問。そして答えに詰まったら欠かさずテキスト・地図帳でチェックです。

 そして質問の答えはすべてプリントに転記させます(矢印などを使い立体的に)。それを家庭でひたすら覚え、知識を蓄積していく。この繰り返しが大切です。傍から見るとまるで「ノンストップ2時間一本勝負の格闘技」のように映ることでしょう。当然生徒も私も授業後はクタクタ。ですが、中身の濃い授業が遠慮なく行えるところが個別指導の良さですね。

 それでもできない生徒がいたらそれは単なる「復習不足」「気力不足」。そんな生徒に対しては私は平気で「おまえの入試のことなどこちらの知ったことか」というような態度を取りますのでご注意ください。やる気のない、向上心の無い生徒にはトコトン冷たい永田です(笑)。(逆に言えば生徒を成功させるためには鬼にもなれる私なのです。)

 とにかく「結果」を出すことですね。「緊張したから」「いや、時間配分が」などと未だに寝ぼけたことを言っている生徒に一言、

「え?普通に勉強やってないだけじゃん。」

「え?今楽して入試で失敗したい?計算できない奴っ~。」

これで一蹴。

・・・では、頑張っていきましょう皆さん。

 

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