来年度の入試傾向について。
2010年6月17日当塾では、地理の学習が終了し、6月中旬に当たるこの時期は「公民」の学習を中心に行っています。(夏休みに入るまでに終了する予定)
ご家庭では地理の復習:公民の復習予習を、2:8の配分で学習してください。 (2日でそれぞれを1単元ずつを完結させるペースで)
「あれ、歴史は?」と思われるかも知れませんが、実は生徒にとって最も苦手な分野が「公民」なのです。(大人でも政治や司法について詳しく語れる方は少ないのではないでしょうか?)そのくらい定着しにくいこの分野だからこそ、入試までまだ余裕のある今のうちにしっかり学習時間を取る必要があると考えたうえでの現在の授業となっています。歴史を後回しにする理由はちょうど今の時期の公立小学校では歴史を教えている最中ですので、塾での授業が「学校の復習」として使え効率がいいからです。また、歴史は趣味的要素が多いのでかなり楽しめます。「苦しい公民を先にやる、楽しい歴史は後からのお楽しみ」。何となく「おいしいものは最後まで残しておいて後から食べる」といった発想に近いのですが、その方が生徒たちの心理的負担が軽くて済むからです。(なぜ、どこの塾も地理⇒公民⇒歴史の順で教えないのか前々から疑問に思っていましたので早速当方で試みてしまいました(笑))。
さて、本日は特別企画として、来年度の入試問題に出そうなテーマを少々挙げておきたいと思います。あまり、ヤマを張るようなことはしたくないのですが、毎年かなりの確率で的中させていますので自信があります(笑)。ご参考になればと考え掲載いたします。
1.ワールドカップが開かれる年は、その開催国について出題されることが多い。今年は南アフリカなので、アパルトヘイト、マンデラ氏、アフリカの資源などに着目。
2.裁判員制度に関する問題が今年の入試辺りからボツボツ見られたので、来年は更に本格化しそう。構成人数・対象者・どのような事件を扱うか、裁判員制度の意義とは?などに着目。
3.参議院選挙が行われる年なので、衆参両議院の違い・国会のしくみについて着目。
4.普天間基地移設問題について、沖縄の現状・日米安保条約締結・社民党連立与党離脱の経緯などに着目。
5.政権与党である民主党についての話題。連立与党の構成・「こども手当て」「高校授業料無料化」・政権公約(マニフェスト)とは?鳩山さんから菅 直人首相への交代などに着目。(菅さんの苗字は管・官ではありませんよ。誤字に注意)
6.空前の坂本龍馬ブームなので幕末から明治維新にかけての歴史の推移・高知県の地理などに着目。
7.口蹄疫問題。宮崎県の畜産がさかんになった経緯・BSEとの差異・知事の名前・管轄する省などに着目。
まだまだありそうですがこれくらいにしておきます。何かご質問がありましたらお問い合わせください。(でも予想が外れたらごめんなさい!)