中学受験は個別指導塾で成績伸び率の差が出る!!

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社会対策法を伝授

成績の上乗せを図るには?

2010年11月15日

 昨日、四谷大塚の第3回合判テストが終わりました。近々、当塾生たちの成績も明らかになると思いますので、結果がまとまりましたら「総評」という形でブログでも紹介したいと思います。

 さて、「当塾で一番頑張っている生徒は誰ですか?」と問われれば、私は真っ先に社会のできる生徒を挙げたいと思います。なぜなら、天性の能力が少なからず影響する他教科と違い、社会は「時間をしっかりかける」「覚える気力を持つ」「覚えるまで繰り返し取り組む」など本人の自主性及び精神力がそのまま結果に出るから、つまり、入試に対する気持ちが真摯で真面目である生徒ほどそれに比例して好成績を挙げているからです。頑張りが素直に結果となるのが社会ですね。

 逆に言えば、社会の偏差値が50未満で低迷している生徒は間違いなく「やる気・努力が人並み以下」ということになります。入試はそんな子供まで救うほど「御人好しな仕組み」にはなっていません。気力のない子供が本番で淘汰されたとしてもそれは自然の摂理上やむを得ないことなのです。(ですから、私は入試で失敗した生徒には、「失敗はしたがよく頑張った」などとエセ金八先生風の無責任で何の根拠のない形だけの慰めやフォローは一切いたしません。むしろ無視です。頑張らなかったから落ちたのです。その事実に目をつぶり詭弁を弄する暇があれば、その時間は努力して合格を勝ち取った生徒たちやその親御さん方と喜びを分かち合うことに使いたいと考えます)

 幸い当塾生は前回の合判(社会)で全員の成績が向上しました。生徒たちのやる気と私の鬼のような(?)厳しい授業がうまくコラボした結果でしょう。

 私の担当している社会と国語は、一度高得点が取れると自信と「得点できるパターン」が身につくという点で共通しています。(それは自転車と同じ。乗る前は何度も転倒し傷だらけになりますが、あきらめずトライし一度でも乗れるようになれば後は大丈夫ですよね)その定着がその後の大崩れを防ぐことになり成績が高値で安定します。今年中にその域に達するよう努力しましょう。難しく考えなくてもいいのです。要は2月1日(受験日)に自分の学力をピークにもっていけばいいというだけの話なのです。この時期はまだまだ結果云々を語る時期ではありません。受験日当日1分1秒前までが修練の時間なのです。

 本日のテーマは「成績の上乗せの図り方」でしたね。現状に満足することなく、得点を上乗せするためには、更なる「胸突き八丁」を乗り越えなければいけません。偏差値50台の生徒と60以上の生徒の決定的な違いは、「あえて難関に挑む」という姿勢の有無の差なのです。以下のことを実行しましょう。

 まず、「趣味の社会」はやめること。

 最近流行の「歴女」(戦国時代など特定の時代が大好きな女の子の総称)、これに似た生徒がいます(あなたのことですよ!Cさん)。ですから、好きな歴史分野はほぼ満点。それはそれでいいのですが、地理・公民など他の分野もバランスよく取り込んでくださいね。特に、自分の苦手な単元にあえて目を向けてこそ「そつのない真の受験生」と言えるのです。

 次に「覚えるのが面倒で避けたい単元」の学習こそ強化すること。

 具体的に言えば

1. 「PKO・ODA・IAEA・IMF」などアルファベット表記のものを日本語に訳すことが求められる分野。中東・ヨーロッパ諸国の位置の確認。国連・国際情勢など。

2. 「日本国憲法」「国会・内閣・裁判所・地方自治」など子供にとってなじみの薄い分野。

3. 戦後の歴史つまり現代史分野。(大抵の生徒は1945年以前の歴史で力尽きてしまう(笑))

4. 現在話題になっていること。(直近ではAPEC・尖閣問題など)

 そして、「自分のアンテナ」を鋭敏にしておくこと。

 例えば「茶は静岡県の工芸作物である」という情報を得たなら、

 その他の工芸作物は? 茶の生産上位3県とは?静岡の地形とは?静岡を通っている交通機関は?静岡の歴史は?というように自分で問題を派生させ調べていく。「茶」だけで50程度の問題が作れます。自分でアンテナを多岐に巡らすことができる生徒は社会に強いです。

 これらすべてを行うという努力が加味されれば、社会で偏差値60以上が当たり前となるでしょう。

 しかし、これは社会に限った話ではありません。その他教科でも求められることなのです。

 「あの子はいつも偏差値で70以上取れる、なぜだろう?」

 理由は簡単。それはつらいことから逃げない姿勢を保ち続けることができているからです。生まれ持っての才能は関係ありません。遺伝でも、脳の総重量の差でも、食べ物の違いでもありません(笑)。

 「艱難汝を玉にす」が心底わかっている生徒だということです。つまり、学力のある生徒は考え方が「大人」で、それに相当する「人間力」もあるということですね。

 次回に続きます。

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