第2回合判の結果について。
2010年10月29日※ 6年生の社会の授業枠はすでに定員に達しておりますが、土・日がスポットで空く場合もございます。「ここから社会の成績を上げていきたい」という方はお問い合わせください。(5年生は来期まで空きがありません。御了承ください)
さて、第2回の合判テストの結果ですが、前回比で当塾生の全員が成績アップを成し遂げました。皆さん順調に推移していますね。この調子です。
ただ、このことについて私は特に驚いてはいません。むしろ、当然の結果だと認識しております。
社会ほど成績を伸ばしやすい科目はありません。今回の成績の向上は当塾生諸君が当たり前のことを淡々と遂行した結果に過ぎません。その「当たり前のこと」とは以下に記した通りです。
受験用として十分練られた主要な参考書・問題集、例えば「予習シリーズ」の内容さえすべて覚えていれば、満点とまではいきませんが、入試では合格最低ライン以上の成績を取ることは可能ですね。だったら覚えましょう。
覚えるには時間がかかります。その時間さえきっちり確保できればいいんですよね。 だったら、時間を取りましょう。
「予習シリーズ」の5年生(上下)・6年生(上)の単元を合算すると50程度です。と言うことは、今から1日1単元ずつの学習をスタートしたとしても、1ヶ月半で一巡できます。つまり、2月までには二巡できるという計算になります。1単元を学習するのにかかる時間は集中すれば30分以内で済みます。とにかく、個々の重要語句の暗記というより、単元内の文章を丸暗記するイメージで覚えることが大切です。
同様に理科も社会と同じ分量と時間を費やせばいいのです。つまり、社会・理科の学習時間は合計1日1時間で済むのです。この時期になると家庭学習は平日最低でも3時間は必要なのですが、この時間配分ですと、残り1時間半~2時間を「入試の要」である算数に充てることが可能となります。
物事はシンプルに考えましょう。合格を勝ち取るには「それに必要な学習時間量と入試に対する真摯な気持ち」。この両輪さえあればいいのです。できない生徒はどちらかが欠けているのです。(両方かも?)
社会は1日30分の学習を毎日コツコツ根気よく積み重ねるだけでいいのです。とてもシンプルな話です。「とは言っても続かないんだよな~」という人は受験をやめましょう。合格証書は頑張った人だけが受け取ればいいのです。(家庭学習をしっかり確保させる親御さんの力量も問われます)
社会は「時間と根気」さえあれば成績はそれに比例し勝手に上がっていくものです。頑張った分の見返りが多いという意味で、社会はとても「組みやすい教科」なのです。今回私が当塾生の成績向上に特に驚きを感じなかったのは、それが意外でも何でもなく、彼らが上記のことを地道に行ってきた結果に過ぎないと思っているからです。
ですが、同じ時間を費やしても成績にバラツキが生じることもあります。それはひとえに「集中力の有無」「危機感の有無」など、自分に厳しいか甘いかだけの差ですね。つまるところ「人間力」の差ですね。結局、話はそこに行き着きます。
毎度申し上げておりますが、当塾は生徒の心にまでは干渉しません。やる気のある生徒は頑張って合格を勝ち取ってください。向上心のない生徒は不本意な結果になってもそれを甘んじて受けてくださいということです。
われわれ講師の役割は、生徒全員に対し合格に不可欠な質の高い授業・情報を平等に施すことです。あとは、授業の受け手の心がけ次第。同じ授業を受けているのに差がついてしまう理由・原因が何なのか?未だに低空飛行を続けている方がいらっしゃるのなら、そろそろそこに気付かれてもいいのではないでしょうか?
今回は社会の合判テストで当塾生がいい方向に進みつつありますよというお話でした。
次回に続きます。