音読の勧め。
2024年4月12日
先日行われました四谷合判定テスト国語の当塾生の平均偏差値は52.2(最高63)でした。スタート時点でこの水準ならまずまずです。さて、4月上旬のここから来年2月まで皆さんどのくらい伸びていくか。今から楽しみです。
そしてテスト終了後には、上記の生徒さんの更なる飛躍を期待し、再度全員に申し上げたことは「音読の勧め」です。これを徹底させるだけで国語の成績は高値安定します。
再度、と申しますのはこの「音読の勧め」につきましては体験授業時に必ずお伝えしている内容だからです。その重要性を真に理解している生徒さんは活用します。理解が薄いと活用しません。この差が国語力の差に繋がりますので、今回改めて試験終了時に確認したのです。
不思議だと思いませんか?
音読は小学校低学年時には必ず宿題になっています。某塾のテキストには「音読しながら読み進めてください」と書いてあります。そのくらい「音読」は重要なのにそれを無視している子が多いことを。
その音読の重要性、つまり「なぜ音読しなくてはいけないのか?」を学校も塾もきちんと説明していないからなのです。説明を受けていないから子どもは「ただただ声を張り上げるだけの音読」「テキストにそう記してあるのに無視して黙読オンリー」という間違った行為に出てしまうのです。(学校も塾も怠慢だから説明しないのではありません。「音読の重要性を子どもたちはみんな知っている」という前提に立っているからなのです。しかしほとんどの生徒さんがその重要性を理解していないという現実があります)
当塾にはかつて国語の偏差値で65を下回ったことがない「伝説のF さん」が在籍していて(その後桜蔭→東大医)、その子が言うには「国語は音読すれば普通にわかるじゃん」「え?みんなやらないの?」後にも先にも音読の重要性、私と考え方が一致している生徒を初めて見ましたので、その時私は相当驚いたことを記憶しているのですが、もともと理系の生徒だったこのFさんはやはり物事を理屈で考えられる生徒さんだったからなのでしょう、「音読することの意味」をしっかり理解できていたのです。「だから国語の成績がいいのも納得」と私は改めてそう感じたものです。
「正しい音読」についてのご説明はここではできませんが「どうしてアイスクールの生徒のほとんどが入試直前に国語の成績をピークに持っていけるのか?」「偏差値が40から60くらいまで上がってしまうのか?」が、この説明をお聞きいただければご納得いただけると思います。