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国語対策法を伝授

子育てについてのお話。②

2024年3月04日

 続きです。
 
 子どもを伸ばすのに、叱るが有効なのかそれとも褒めるが有効なのか?についてはよく議論されますが、住まう時の「購入か賃貸か?」と同じくなかなか結論が出ない話題ではあります。

 しかし、叱るも褒めるも子どもの言動行為に対しての親からの率直な感情が表立った結果であることは間違いなく、その素直な反応自体は悪くないと思うのですが、親(大人)ならば、幼児のごとく子どもに対して脊髄反射的に感情を表面化させてしまうのは如何なものなのかという感はあります。今後クレバーなお子さんんを育てるのに親の振る舞いがそうでなければこの先きちんとした子育てはできません。まずは「感情を極力抑える」つまり「アンガーマネジメントを日々意識的に行う」ことが親としての第一歩だと思います。

 ですから冒頭の「叱る」「褒める」は「感情を抜きにした演技」であることが大事です。表向きは叱りながらも褒めながらも心は冷静なままでいる。これはなかなか難しいのですが、その辺りの使い分けが上手な親御さんはたまに見かけます。

 とは言っても、永田は「叱る」も「褒める」も最上とは考えていません。理由は感情のほとばしりの結果である「叱る」「褒める」を子どもを伸ばすための手段として用いることに抵抗がある、つまり「ワザとらしいテクニックとして使うのが嫌」ということです。大したこともやってないのに殊更「すごいねー」と言われた子は嬉しい反面少し腹立たしい気分になるのではないでしょうか?心理学者のアドラーも言ってましたが「褒めるのは格下の者に対してである」ですので、褒められた子どもは親からの上から目線に煩わしさを感じるかもしれません。平社員が社長に「すごいねー よく頑張ったねー」とは言いませんからね。

 「叱る」は論外です。叱られて伸びる子っているのでしょうか?もし奮起を促したいために叱る親御さんがいるなら、ご自分が叱られて奮起した経験があるかどうかよく考えていただきたいと思います。そして「そんなことはなかった、むしろ反抗的な気分になった」なら、お子さんもそうなのです。特に「言葉の暴力に近い罵詈雑言」は「叱る」とは似て非なるものですので、それこそアンガーマネジメントをして気持ちを抑えることが親の義務だとお考えください。

 では、どうすべきなのか?
 次回の話題とさせていただきます。

 

 

 

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