2月入試まで残り25日です。
2021年1月07日
2月入試まで残り25日。1教科あたりの持ち時間は1週間弱となりました。6日で1教科を仕上げるイメージですが、これを十分と考えるか足りないと考えるかは人それぞれですね。
ここにきて「受験は人ごとではなく自分ごとなのだ」をようやく実感したような生徒がいます。そして心の底から「自分のための勉強」だと自覚し、進んで学習を始めた子もいます。目の前に迫ってこないと動かないのが子どもというものですね。いささか遅すぎの感はありますが、しかし思い立ったが吉日です。残りの期間は朝から晩まで、起きている時間を受験勉強一色に染めましょう。今からでも何かしらの成果は得られるはずです。
さて、どこの塾でもこの時期は「必死に頑張れ」と生徒さんに檄を飛ばしている最中です。「死に物狂いで」とか「妥協せず」とか、しかしそれを受け止める生徒さんにはそれぞれ温度差があるようです。その解釈の仕方で入試の結果は左右されます。
例えば「この問題は解いておいたほうがいい」と言う指示は「解きなさい」と比べ緩い感じがします。「できればやっておいて」も「やりなさい」と比べればやはり緩いですね。
この緩さをどう解釈するかで受験は決まります。「塾の先生が勧めているくらいだから有効なのだろう」と直ぐに手をつける生徒なのか? あるいは「義務ではなく提出不要ならやらない」と放置する生徒なのか?
受験の神様は前者に微笑みます。それを習慣として継続してきた生徒にです。
大事なことを言います。「めんどくさいこと」と「楽なこと」があれば「めんどくさいこと」を、「困難な道」と「安易な道」だったら「困難な道」を選んでください。
「めんどくさいこと」「困難な道」を避けたがるのは「現状維持」=「ぬるま湯」のままでいたいからです。しかし受験をはじめとする「世の中の諸々」には必ず競争が伴います。しかも世の中は刻一刻変化しています。進歩を拒む「現状維持大好き」では明らかに淘汰されてしまうのです。その理屈を理解してください。
「めんどくさいこと」「困難な道」を選ぶことは、現状を乗り越えよう、変化しようとするわけですから苦労します。しかし苦労の先には必ず光明がある。その原理原則を知っている人は、敢えて「大変な道」を選択しようとするのです。しかし「苦労」とは何でしょう?それは現状を打破し自分の殻を破る成長そのものではないですか?
「艱難汝を玉にす」は山中鹿之介の名言ですが、本当に功を成す人は「楽な方へ楽な方へ」とは進みません。「産みの苦しみ」の後には必ず喜びがある、見たことがない景色が広がっている、それを知る人は、いつも困難な方を優先して選びます。しかしそれができる人は「強い人」=「人間力に勝る人」なのです。
「合格力とは結局は人間力である」
この言葉を胸に刻み、頑張っていきましょう。