面白いように成績を伸ばすために必要な条件とは。②
2013年7月11日
※ ここ最近受講を希望される方が急増しています。その結果、メールからの問い合わせに迅速に対応できないケースが出てきていますので、直接お電話でご応募いただければと思います。
※ レギュラー授業は日曜日の15:00~17:00以外は満席ですが、このコマもレギュラー生の補習などでほぼ毎週埋まってしまう状況です。夏休みの講習が辛うじて空いていますので、そこでの授業でしたら何とかお受けすることが可能かと思われます。(当塾は少人数授業に徹していますのでその点はご理解ください)
※ 毎年のことですが夏休みに入ると多忙となり、ブログの更新が儘ならぬ状況に陥ります。ご了承くださいませ。
さて、前回は「面白いように成績を伸ばすために必要な条件」として、成績の伸びを妨げる「古い血」を捨て、「新しい血」を受け入れる覚悟の大切さについてお話してまいりました。それは「自分を変えることを厭わない生徒さん・自己改革に躊躇しない生徒さん」にこそ勝利は訪れるという意味です。
今回は「国語」について少しお話しします。当塾では(真面目に授業を受け、教わった解き方を忠実に守り実行するという条件で)、国語の成績が偏差値で言えば10~15程度は上がり、それをキープしたまま受験に挑める「しくみ」を確立しています。よく「わが子に奇跡が起こりました」と、受験後多くのご父兄から喜びのお言葉をいただきますが、これは奇跡でも偶然でもなく、必然的な結果であると私は考えています。
HPにもある「国語が入試の結果を左右する」というのは、私の経験がそう言わせているのです。俗に言う「御三家」レベルに合格した当塾の生徒を思い出せば、算数で圧倒的な成績を取っていた生徒より、国語で成績上位をキープしていた生徒の顔が浮かびやすい。なぜそうなるのか?
算数は「解ける問題」と「解けない問題」がはっきりしており、例えば四谷の合判テストでは最後の問題の正答率が(時間切れも理由でしょうが)10%以下になることもあります。ですので、仮に難問ばかりで構成された問題に出会えば、たとえ「御三家レベル」の生徒であってもそう容易く得点できるものではないということ、つまりこの場合は、比較的簡単と思われる問題でどのくらい取りこぼしすることなく得点できたかが合否の分かれ目となります。
一方国語のできる生徒は文章の読みやすさ・読みにくさ、ジャンルの種類を問わず「取りこぼし」をしないという特徴があります。つまり、平易な問題から難問に至るまで、「得点するコツ」を知っているので、「安定して何でも解けてしまう」という強みを持っている。ですので、たとえ算数の難問で失点しても、いつでも国語のストックでそれを補うことができる。つまり、国語を「有効な保険」として使えるということです。ですので、国語が苦手で算数一辺倒だった生徒はそれができない分、合格への道は険しくなり、結果的に私の記憶に残る「御三家生」の顔のほとんどが国語のできる生徒ということになるのです。
だとしたら、国語を何とかしたいというのが当然の成り行きとなります。(笑)
しかし、国語について「勘違いされている方」が生徒・ご父兄を問わず非常に多い。講師でさえ勘違いされている方が多く、「よくわからない」指導を平気でなさっている方も多い。間違ったベクトルのまま、それが良いと信じてひたすら進むものだから、ますます成績が悪化する。
国語についてはヤマほどお話したいことはございますが、ここで多くを語ってしまうと、当塾生の不利益になりますので、「門外不出?のノウハウ」はここでは口外いたしません。
ひとつヒントを申し上げれば、日常「日本語」を使っている私たちに、なぜあらためて「国語」のテストをさせるのか?について、また、出題する側の狙い・意図は何なのか?について深く考えてみること。
そうすれば、「あーそういうことか!」と、お気づきいただけるかと思います。
それでもわからなければお問い合わせください。
※ 今年の夏も暑くなりそうです。皆さんご自愛なさってください。特に受験生の皆さん は体調管理を万全に。