解答のヒントは文中に有り。
2010年4月02日
以前「趣味の読書」をテストに持ち込まないようにという話をしましたが、読書好きの生徒が陥りやすい誤りの一例として「自分の想像で答えを選択してしまう」ことが挙げられます。
しかし、考えてみれば想像とは十人十色のものであり、もし、その力を用いて選択することが可能であるなら、解答が幾通りも出揃ってしまうので混乱を招き、選択問題そのものが成り立たなくなってしまいます。 理屈で考えても理解できますね。ですから、「模範解答はイだけど、私の選んだアでも構わないのではないか」と思う生徒がいたとしても、それは自分の想像力だけを頼りに解答を選んだ結果に過ぎず、早急に解く手法自体を改めなければなりません。結論を言えば国語の解答は算数同様必ず一つであり、複数出ることはないのです。これを肝に銘じてください。
当塾では、ある解答を選んだ生徒には「この答えを選んだ証拠は?」と問うようにしています。そして、その証拠は必ず文中から見つけさせます。自分の感覚で選んだり、その点があいまいになっている場合は注意を与え、次回への反省とさせます。
実際、生徒のクセを直していくのはかなり時間がかかりますし、生徒・講師ともに根気のいる作業です。しかし、それを乗り越えたときには選択問題で外すことはなくなり、国語の偏差値があっという間に10程度は上がってしまうのです。
想像力に頼らない方法以外に選択問題を解く手法は他に6種類あります。選択問題を万全にしたいとお考えの方はお問い合わせください。