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国語対策法を伝授

いつまでたっても国語ができない理由。②

2022年6月06日

 続きです。

 「国語のできない子は理科もできない、逆もまたそう」

 これだけ見ると「あれ?算数理科が得意で国語が苦手だというならわかるけど」と疑問に思われる方も多いと思います。「理系が得意だと文系科目は苦手のはず、逆もまたそう」という考えですね。しかし、国語ができない子は理科もできない、というのには理由があります。この二教科には共通点があります。

 それは両者とも「じっくり対峙しなければならない科目」だということです。
言い換えると「根気よく集中して取り組まないと点が取れない科目」となりましょうか。しかし、最近のお子さんはこの「根気」と「集中力」が著しく欠けています。ですから国語と理科を苦手にする子は増えることはあっても減ることはないのです。(どうして根気・集中力のない子が増えたのかは以下で少し触れておきます)

 算数は公式を多用し解くことが多いです。社会は暗記した知識で解くことが多いです。つまり、算数社会は「出題パターン、解法パターンがわかりやすい」のです。簡単に言えば「コツさえ覚えていれば比較的チャチャっと解ける科目」なのです。だから、めんどくさいことが嫌いな現代っ子は「ササっと解ける」算数社会が好きなのです。

 しかし、理科は公式に当てはめて解く、というより(理科という名前だけあって)理屈で考えて解く問題の方が多いのです。実際の入試・模試でも「考えて解かせる問題」が多い。例えば「ワクチン注射は静脈注射ですか?筋肉注射ですか?、また、ワクチン注射を打つときどうして針を垂直に立てるのでしょうか?それぞれ理由を答えなさい。」という問題が出題されたなら、「公式に当てはめる」とか「暗記したものを吐き出す」とかではなく、理屈で考えて解かなければならないのです。現代っ子はこういう「頭を使って理屈で考える問題」が本当に苦手です。これは「速くササっと解きなさい」を言い過ぎている家庭や塾、そのように洗脳され「速くササっと解けることに価値がある」と思い込んでいる子ども、そういう教育の弊害が如実に現れた例だと思います。

 いつでもどこでも「どうして〜なんだろう?」と考えさせる時間と余裕を与えない環境が良くないと思いますね。子どもが考えている時間を「無駄な時間」「ぼーっとしている時間」と勘違いするひどい親・教師も多いですからね(笑)。毎日毎日何かしら問題意識を持って生きている子、考える習慣を持った子・与えられた子がこういう問題では本領を発揮します。

 国語もそうですね。「解くのが遅い子」に対しては「文章を速読しろ」と皆さんおっしゃいます。学校でも塾でも同じような指導をします。しかし、「脳が未熟な子に速読を強いたら読み方が雑になり、その読み方では文章の真意や細部がつかめなくなくなる」のは紛れもない事実であり理屈です。その理屈がわかっていれば速読なんてリスクが高過ぎて軽々に勧められないはずですが、その理屈を無視して速読に精を出そうとしますから「頑張れば頑張るほど成績が落ちる」ことになるのです。「大人と子どもの歩幅はまるで違う」「大人と比べ背が低く視界が狭い子どもはサッサと歩けない」という理屈がわかっていれば、ノロノロ歩みの遅い幼子に「早く早く」と急かす親はいないはずです。下手に急がせると転んで怪我をしてしまうというリスクを負うことになるからです。これと同じ理屈ですね。

 国語のできない子は理科ができない、の決定的理由は「文章がきちんと読めていない」からです。両科目とも「きちんと読まないと解けない科目」なのです。最近の理科の実験問題は「実験1から実験5までを読んで・・」みたいな条件付きのものが多いです。この「大事な大事な条件」を「読まない」「読めない」「読むのをめんどくさがる」「読まなくても解けると思い込む」で、スルーして問題を解こうとするのです。例えるなら「この橋は紙でできています」の「紙」という条件を無視し「橋は石やコンクリートでできているはずだ」という思い込みで8トントラックで渡ろうとするようなものです。こんな「通常ありえないこと」をして理科を解こうとする子が本当に多いのです。

 国語理科のできない子はきちんと読めない。とにかく文章を読むのがめんどくさがる。めんどくさいから端折りたがる。その結果「何も理解できていない子」になる。「ササっと効率良く手っ取り早く」ばかり追求する子は結論を早く求めようとし過ぎますので、「根気よく集中してじっくりと」の習慣を年少時から身につける機会がなかったのです。親が結論を急がせ過ぎますからね。だから国語と理科ができないのです。

 拙速の弊害を知ってか知らずか「早く早く」を言い過ぎる「理屈で物事を考えられない親」「短気な親」に育てられた子ほどこの傾向が強いです。親と同じように「理屈で物事を考えられない」子、「遅いのはダメ、速いことは素晴らしい」という価値観を持った子、短気な子、こういう子はたいてい成績が悪いのです。

 口を開けば年中「遅い遅い」「早く早く」「急いで急いで」と、子を急かし叱咤している気短な親御さんは、自分が子どもの足を引っ張っていることに気づかれた方がいいかもしれません。

 現在の我が子の姿は、親が今まで施してきた教育の集大成そのものなのですから、子育ては本当に慎重に行っていただきたいと願います。

 次回に続きます。

 

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