中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

勝ち方を知らなければ受からない。③

2021年3月14日

 

 続きです。
 中学入試で勝つ(成功する)には「先ず子を信じる→過干渉しない→親から信頼され自信を得た子は自分で考え自分で動くようになる→当事者意識を持って学習するようになる」という流れを築くことが肝要、以上が前回までのお話のまとめです。親の忍耐力の欠如によって「過干渉」は起こります。それは子育てでは百害あって一利なし。幼児期からそれが根付いてしまうと後々苦労するのは目に見えてますので、やらないことを意識した計画的な子育てを実行していただければと思います。
 さて、今回のテーマは「塾通い」です。上記のように自主的に動ける子にとっての塾通いは有効です。塾の活用の仕方を知っているのでますます成績は上がっていくはずです。
 ところで、塾に通う目的は何でしょう? それは志望校に受かるため。それしかありません。では、志望校に受かるにはどうすればいいのでしょう?
 受かるには

 1 みんなができない問題、知らない問題(正答率30%以下)でできるだけ得点する。
 2 みんなができる問題、知っている問題(正答率50%以上)で失点しない。
 3 1.2を組み合わせ、トータルで得点率65%を目指す


 この3つができれば受かる可能性が高くなる。これは当塾が行っている学習計画なのですがとてもシンプルです。成績が上がらないのは、シンプルなはずの対処法を何故か複雑に考えてしまい「本質を見失った無駄な努力」に固執してしまうからです。このような方向性を違えた学習では何も得られません。大事なのは上記のシンプルな学習を本当に実行する意思があるのかどうか、本当に実行しているかどうか、なのです。合否はそれで決まります。そしてこの3点を叶えるために塾に通うのです。で、塾(授業時)および家庭ですべきことは

 1 できない問題の解き方を知る。この1点に集中する。それでも理解が難しければ講師に質問する。 →その後家庭で復習する→次回の得点源とする
 2 1で得た解法・知識を元に確実に得点できるか、塾の週テスト・模試で試す。 →失点部分を家庭で解き直す→次回の得点源とする

 なのです。

 1、2の意識を持って塾に通い家庭学習するなら何も問題はありません。しかし下位クラスにいる生徒さんのほとんどはそれができていません。それができていない状況での塾通いは本当に時間と労力とお金の無駄なのですが、そういう生徒さん(親御さん)の発想(言い分)は

 1 授業を聞こうが聞くまいが、活用しようがしまいが塾に通っていること自体に意義がある。
 2 みんなが大手塾に通っているので(根拠はないが)何となく安心。
 3 家にいても勉強しないのでとりあえず塾に通う、通わせておけば安心。(結果的に塾を有料の学童・託児所にしてしまっている)
 4 自主的な家庭学習をしないので当然復習もしない(だから定着しない、故にいつまで経っても下位生なのですが)、そうであっても塾には毎日真面目に通っているので、それは充分頑張っていることの証しになるから。

 なのです。

 1〜4では中学受験成功のための実利は何も得られないのですが、下位に定着してしまうと「利を得よう」「上を目指そう」という初心・貪欲さを忘れてしまい、いつの間にか「安心感を得るためだけの塾通いで満足」になってしまうのです。しかし、塾には通ってますので本人は「毎日私は頑張っている」と勘違いしてしまう。勘違いなのですが「頑張っている自分」を認めることで安心したいのです。ですが「実利を得られていない似非真面目・似非努力・似非頑張り』「騙し騙しで得られる心の平安」で受かるほど中学入試は甘くありません。落ちれば「かりそめの心の平安」は、「その日から始まる苦難」を導いてしまうのです。ですから、そういう事態に陥らないように、早め早めの自己(意識)改革を行わなければならないのです。

 にもかかわらず、この状態を放置し、だけど志望校にだけは受かりたいというのであれば、それは「虫のいい非現実的な夢の実現を願っているだけ」になるのですが、このように現実を直視せず「根拠もなく自分にだけは奇跡が起きると信じている甘々な受験生」「どうでもいいことで厳しく肝心なところで緩い親御さん」が多いことに(毎年)驚かされます。

 では、どうすればいいのか?
 そのお話は次回に続きます。
 
 


 

 

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