品詞ー形容動詞
2010年3月04日
本日は「形容動詞」です。形容動詞は以下の二点をおさえていただければと思います。
1.言い切りが「だ」「です」で終わる。
2.言い切り部分を「な」「に」に変化させても意味が通じる。
例 「静かだ」「さわやかだ」「まじめだ」「いやだ」・・など
これらはすべて言い切りが「だ」であるだけでなく、そこを「な」「に」に変化させても日本語は通じますね。
例 「静かな 部屋」「静かに 過ごす」、「さわやかな 性格」「さわやかに ふるまう」
ですから、「だ」で言い切っていても、「な」「に」に変化させることができない場合、それを形容動詞とみなすことはできません。
例 「富士山だ」→「富士山な」× ※(これは「富士山」という固有名詞に断定の助動詞「だ」がついた形であり、「富士山だ」という形容動詞ではありません)
前回紹介した「きれい」ですが、「きれい 花」では日本語が通じないので、たとえ「い」で終わっていても形容詞とは言えないという話を申し上げました。ですが、「きれいな 花」ですと意味が通じますね。つまり、「きれい」は「な」が省略された形であり、正しくは「きれいだ」という形容動詞なのです。ややこしいですが、入試に出やすいところですので、覚えていきましょう。
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