中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

「学ぶ」とは「真似る」こと。

2024年3月24日

 「大手有名塾に何年も通っているのに伸びない」このような悩みを抱えている当事者そして親御さんは多いのですが、もしその塾が無能な講師の集まりだったらそこはとっくに潰れていますよね。しかし同じ塾に通っている同じ講師が担当しているのに「成績を伸ばしてくれた受からせてくれた〇〇塾、〇〇先生ありがとう」という声も一方ではあるのです。不思議だと思いませんか?

 私も大手塾出身ですが、例えば「四大大手塾」ともなればそこに所属する講師は皆さんそれなりに学歴があります。そしてそこに勤務するには複数の学科試験・模擬授業が課せられ、何倍かの競争率を乗り越え、そしてお墨付きをいただいた上で合格しやっと講師として働けるのです。ですので決して無能な人が指導しているわけではないのです。簡単にいえば「学習指導という点においては信頼と実績のある講師」がほとんどなのです。

 変な話ですが東大理科三類出身の算数講師(私の先輩にいましたが)と下位クラスの生徒が同じ算数のテストを受けたらどうなるでしょう?おそらく100勝0敗で講師が勝つでしょう。1万回やっても同じこと。「そりゃそうでしょう」とほとんどの方が思うはず。しかしそこで一つの疑問を持たなければならないのです。「どうしてそうなるのか?」と。「先生は元から頭がいいから?」「大人だから?」違います。「ノウハウを知っているから」です。

 そのノウハウは「学びの経験と努力」が蓄積されたものです。「自分もそれが積み上げられていたら勝てたのに」「だけどそんなに経験も努力もしていないからな」と思うなら、その算数の先生から脳みそを拝借すればいいのです。テストの時だけね。でもそれは無理ですね(笑)。すると「拝借できない、それなら真似をすればいいんだ、そしたら効率よく先生の脳に近づけられる・・」という当たり前のことに気づくはずです。

 同じ講師が担当しているのに学力が伸びるかどうか、その差は「真似力の差」で決まるのです。もともと「学ぶ」とは「真似る」から派生した言葉なのです。つまり学びの根本は「真似をする」なのです。寺子屋の時代から授業とはそういう場。「君たちのすべきことはこの教室で先生の真似をすることなんですよ」「そして蓄積されたノウハウをテストで活用することなんですよ」が「指導の本来の有り様」なのです。

 なのにその本質を理解せず、「教室内でぼーっとしている」「教わったことを無視し自己流に固執する」「講師の話を聞かず板書されたものを写しすことに終始している」を繰り返していると、「塾にお金だけを落としに通っているお客様」で終わってしまい、なんの成果も得られないまま「時間とお金の浪費」「塾への不平不満」を蓄積させていくことになるのです。

 厳しいことを申しますが、変わるべきなのは塾や講師(中には変わる必要のある方もいますが)ではなく、主に「受け手側」つまり「生徒」なのです。

 次回もこのお話を続けます。

 

 

 

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