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国語対策法を伝授

子育てについてのお話。④

2024年3月07日

 続きです。

「人は皆より良くなろうとしている」
それならどうして無気力な人や向上心のない人が存在するのか?という疑問が生じると思います。

 これが子育ての重要なところです。そこを違えると上記のようになってしまうのです。

 これは物心つく前の幼児期から取り組むべきことなのですが、常に「自己肯定感」と「自己有能感」を事あるごとに子どもに意識させることです。一例ですが「大河ドラマ」とか「三国志」とか歴史物を家族で楽しむ環境を作ることが大事です(学歴上位の生徒でこの二つに興味を持っている子は本当に多い)。例えばドラマで豊臣秀吉を扱っていたなら「水飲み百姓から関白」というミラクル人生を視聴者は体感できるはずです。すると感受性豊かな子は「自分もそうなるのでは・・」という希望を幼心に持つようになり、興味の延長で自分から本屋に行き秀吉の伝記を買ったり、その時代の出来事を調べたりするようになります。三国志も読み進めれば「劉備」に興味を持つようになりますし、ひいては中国の歴史全体への興味へと好奇心は広がっていきます。親の役目は「本を買いなさい」とか「歴史の勉強をしなさい」とかそういうことを強要するのではなく、子どもの素直な行動に制限をかけず見守ることなのです。これは前回申し上げた通り「子のすべてを肯定し干渉しない」ということなのです。

 子どもが「秀吉ってすごいね」と言ったら「うん、自分もそうなれるかもね」という返しでいいのです。「あなたもそうなりなさい」「無理に決まってるでしょ」ではなく、発言をおうむ返しに肯定してあげるのです。そこから先は親が何も言わなくても子どもは勝手に「何かしらの行動」を起こします。それを見ているだけでいいのです。

 それからもう一つ大事なことは「運」を意識させることです。人生は意外なほど実力通りの結果に収まりません。前記の秀吉や劉備も実力者ではありましたが、それだけでのし上がれたわけではありません。人生で成功を収めるには「運」が必要なのです。

 私は「人生を左右する運」を意識していない子育てをしている親御さんが多いことに驚いています。おそらく運を「偶然」「水物」「たまたま」と捉えている方が多いからだとは思いますが、運は射幸的なものではなく「身につける」ものなのです。「運も実力のうち」と言いますが、これは真実なのです。

「人は皆より良くなろうとしている」

 子どもに「より良くなる」ことを意識させるために親は上記のように「歴史物を楽しむ家庭環境を作る」「自己肯定感・自己有能感を認める」「行動のすべてを肯定する」「運を育てる」に沿った子育てをしてみてください。


「運を育てる」につきましては次回のお話とさせていただきます。

 

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