中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

ホーム > 最新情報&代表ブログ
国語対策法を伝授

子育てについてのお話。③

2024年3月05日

 続きです。

 叱るのでもなく褒めるのでもなく、子どもとどう接すればいいか?なのですが、私は「言動行動すべてをとりあえず肯定する」という育て方に終始していました。(法を犯さない限りは)何をやっても基本自由です。子どもに命令したり叱咤したりすることもありませんでした。成功しようが失敗しようがそれにいちいち反応はしません。近寄り過ぎず、かと言って見放すこともせず「程度な距離感」を維持していました。わたしも他人から干渉されるのは嫌いなタチで、むしろ放って置かれる方が心地よいと感じるタイプですので、おそらく子どももそうであろうと思いそうしてまいりました。事実、本人もその方が生きやすそうで比較的伸び伸び育ったのではないかと思います。

 わたしは子どもをどこかで他人のように扱う傾向があります。塾生に対してもですが、実子に対しても誰に対しても基本「デスマス調の丁寧語」で話しをします。自分の分身という捉え方をしたことはなく、歳の長幼に関わらず、人を個として尊重してとらえたいので、自然とそういう接し方になったのだと思います。ですから過干渉とかそういうのとは無縁の子育てをしてきました。

 「すべてを肯定する」なぜそうするかといえば人に限らず生物は全て「自分から良くなろうという本能」が備わっているからです。どの生物も与えられた環境下がいかに厳しくても、その中でうまく生きていこうとする適性能力が備わっているからです。だから失敗しても「次はどうすれないいか?」は親や他人から干渉されなくても、自分で考え自分で行動の軌道修正を図れる能力を持っているのです。わたしはその「生物の潜在能力」を信じていますので、塾生に対しても子どもに対しても基本放っておく、そして自分で気づかせる、に重きを置いて接しています。

 難関中学や大学に受かる子が共通して言うのは「親から勉強しろと言われたことがない」と言う言葉です。これを「そりゃ優秀な子を持つ親だから、いちいち干渉しなくてもいいから楽よねー」と曲解し、そういう感想を持たれる方は物事の本質がわかっていないのだと思います。

 「人は皆より良くなろうとしている」という人間の本質を親が信じているかいないかだけの差なのです。自分から勉強する子は「そうした方がより良く生きられる可能性が高まるよね」を生きている過程の中ででそこはかと感じ取り、理解しているから自分から勉強に取り組むのです。しかし「そういう理解は子どもには無理」と勝手に決めつける「子どもを信用していない親」によって彼らが親に先手を打たれ強制的に勉強させられても、強制されたことは(たとえ正しいことであっても)反発するのが子どもというものですから、イヤイヤ取り組むだけに伸び代はほとんどなく、むしろ勉強から遠ざかってしまうようになるのです。それを親御さんが「こちらが一生懸命にあなたのことを思ってやっているのに、キー」みたいになることが多いのですが、本当に「思っている」なら子どものポテンシャルを信じ任せてあげるべきなのです。

「叱る褒める」を感情的に、もしくはテクニックとして表すのではなく、「すべてを肯定する」「生物の潜在能力を信じる」「子どもを信じる」これが子育ての基本中の基本であることをご理解ください。

 次回に続きます。

 

 

記事情報
全て表示
カテゴリー: アーカイブ:
検索
検索:

RSS
第一志望として考えたい厳選主要中学校30案内東京23区
豊洲事務所外観
トップページ 当社の理念 無料体験授業 入会手続き及び
入会金・指導料金
指導スケジュール 人材募集