二月もそろそろ終盤を迎え、新六年生としての最初の一ヶ月が過ぎようとしています。皆さん、今月は計画通りに学習できましたか?新六年生はこの「計画通り」というのが一番大切なのです。
私は予てより、受験生としての自覚がまだ乏しく、塾の通うこと自体が目的になりがちな低学年からの通塾より、目の前に受験が迫った時期ゆえに集中力が発揮しやすくなる、また、精神年齢が大人に近づく六年生からの通塾の方が効果を上げやすいと考えています。ですから、新六年生の段階であきらめてしまったりするのは時期尚早であり、むしろここからが本当のスタートだと考え、過去の失敗を一旦リセットしましょう。しかし、うまく捗らなかった過去を反省し、次に活かすことは大切です。
しかし、新六年生からのスタートで一番ネックになるのは、過去の学習内容の蓄積がなされていない点。早急にこの問題を解決しなくてはいけません。
その過去の学習内容の蓄積を一気呵成に行うのが、この二月三月なのです。新学期が始まる前の今こそがそれを実行するラストチャンスなのです。受験生は今年後半に勉強量を増やしていくというイメージがありますが、本当は今の時期にこそ勉強量をマックスにし、具体的に言えば、四、五年生時に教わったことの総おさらいをすべきです。おそらく現在の躓きもそこから始まったはずです。
冒頭で申し上げた「計画的な学習」とは例えば一日二教科を一時間ずつ新六年生であれば五年生一学期時点の内容をおさらいすることです。できればこの作業を三月中に終わらせてください。そしてそのための家庭学習時間をしっかり確保してください。
ただし、これも一人ひとりの生徒によってやるべきことが変わってくると思います。「うちの子の場合、どういうスケジュールで学習するのが最も効果的でベストなのだろう?」とお悩みでしたら是非ご相談ください。誠意をもって対処いたします。