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国語対策法を伝授

子どもを潰す親のタイプ。②

2024年1月18日

※ 先の話ですが、2月入試後に休暇をいただきます(2月15日〜28日)。この間、日本不在となりますのでお問い合わせはメールに限らせていただきます。


 続きです。
 
 受験時期にふさわしくないテーマかもしれませんが、親御さんが改善されない限り、悪循環が2月入試直前まで影響することを恐れ今回お話しさせていただきます。

 「子どもをアクセサリー化する親」このように揶揄される親御さんは昔から存在していましたが、ここ最近増えてきたような気がします。そもそも「アクセサリー」とはなんでしょう?それは自分が身につけたい「お気に入り」であり、且つ「自分を輝かせてくれるもの」ですね、つまり「自分を輝かせてくれる存在で、肩身離さず側においておきたい」のが「親のアクセサリーになった子」と言うわけです。親としては子どもを「アクセサリー」にしたい。そしてそうするためにどのような過程を経るのでしょうか?

 「這えば立て立てば歩めの親心」やることなすこと全てかわいい。親にとって幼児期の子は「存在そのものがアクセサリー」です。しかし、幼稚園、小学校低学年に上がるにつれ、他者との比較が日常化するなかで、自分の子を「親の主観」だけで見ることができなくなります。そして『うちの子は本当に輝いているのか?」「周りにはもっと輝いているお子さんがいる」という疑念と焦りを抱いてしますのです。ここで言う「輝いている」とは「優秀である」と同義です。そしてより輝けるように、やれ早期教育だ、習い事だ、に精を出し、常にべったり関わる環境を作り出そうとするのです。ダイヤの原石も放っておいたらただの石でアクセサリーになりませんからね、つきっきりで磨こうとするのです。これを「過干渉」と言います。しかし親御さんはそれを「子育て・家庭内教育」と言うのです。

 この「べったり」は子どもにとっては常に監視下に置かれる「ありがた迷惑」に近い状況ですので、いつも親の顔色を伺って生活しています。そして「今日の監視官は機嫌がいいのか悪いのか」それに合わせて自分の行いをコントロールすることが習慣化します。だから勉強も「機嫌が悪そうだからやる、機嫌が良さそうだからサボる」みたいに振る舞う子が本当に多いのです。「なぜ学習すべきなのか?」その根本理由がわからず、また知らされず勉強していますから、当然自主的に学習することはありません。自主的に学習しないから成績も上がりようがありません。そんな「怠けた子」を親は叱り、またまた過干渉力を発揮し強制的にやらせようとします。それに対し子が反発するのも必定。この親子バトルを「悪循環」と言います。しかし親御さんはそれを「熱意ある指導の繰り返し」と言うのです。

 これら「子育て・家庭内教育・熱意ある指導」の根源は他のお子さんとの比較です。つまり「隣の芝生は青い」の例の如く、宝石だと思っていた我が子が実は石ころだった、それに気づいてしまった焦りが親を駆り立てるのです。しかし「いや石ころではなく、本当はダイヤの原石なのかもしれない」という期待がこれまた親を駆り立てることになるのです。こういう状況を経て子どもを「アクセサリー化」する過程が進んでいきますが、この過程は様々な歪みを生み出します。仮に「アクセサリー化」に成功したとしてもです。

 それは、この先親御さんはお子さんに何かオプションがついていないと、条件が付いていないと心底愛せないようになってしまう可能性があるからです。たとえ中学受験に成功したとしても、次は大学、次は就職先・・といった具合に常に「アクセサリーに成り得る大学か就職先か」みたいな考え方に固執してしまうようになるからです。また、幼児期には「ありのままの我が子」を純粋に愛せていたのにそれができなくなる、もしくは愛し方を忘却してしまう恐れがあるからです。そして最終的に(子どもに限らず、親とか配偶者とかも含め)「人を愛する意味そのもの」を見失ってしまうかもしれないからです。

 では、どうすべきなのか?

 子育て経験者であり、中学受験生の親も経験している私からのお話は次回とさせていただきます。



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