中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

国語は「なんとなくやる科目」ではありません。②

2023年11月16日

 続きです。

 国語でうまくいかなかった理由として、問題が難しかったからという以前に「時間が足りなかったから」と言う生徒が多数います。「時間さえあればできたはずなのに」本当にこういう子は多いです。ですが、日頃こういう悩みを抱えているはずなのに、本気で改善しようと試みる子もまた少ないものです。その理由は「たまたまそうだったから」「次回はそうならないはず」で片付けてしまうからです。

 彼らにはその「たまたま」が入試本番だったら・・という想像力が足りないのです。そして「どうすればいいのか?」を模索しようとしないのです。つまり「どんなに点数が悪くても自己流を捨てられない、現状維持を継続する」のままなのです。確かに現状維持が一番楽ですし、自身をアップデートするには労力とストレスがかかるものですが、それを厭うていてはいつまでもたっても「そのまま」なのです。自分を変える勇気と気概を持つことが大事ですし、それができた生徒さんのみが成績を伸ばし受かっていくのです。

 冒頭の話に戻りますが「国語の成績が伸びない理由」→「時間が足りないから」が幻想だということに気づいている方は少数だと思われます。そして気づいているその少数の生徒のみが国語の成績を高水準で維持できるのです。
 
 「時間が足りないなら速読の練習だ」とすぐに飛びつく人(もしくは指導する人)は、前回お伝えした「物事は理屈で成り立っている、その理解なしでは物事を根本理解することができない」をわかっていないのです。真に理解できていれば「時間が足りないから速読の練習だ」という発想にはならないです。本当にこの「練習」ほど無意味なものはありません。また、国語はテクニックやトリッキーな手法で解くものではないのです。(私は国語において「速読重視」「想像力重視」「行間の読み取り重視」の講師に対しては「ちゃんとロジカルシンキングができているのかな?」という疑問を禁じ得ません)

 私が指導していた生徒の中に上記のことを真に理解していた生徒は過去に何人かいましたが、その中でもAさん(渋幕中高→東大)Bさん(桜蔭中高→東大)Cくん(麻布中高→東京医科歯科大)には共通したところがありました。それは「誰よりも取り掛かりが遅く、誰よりも早く解き終わる」というものでした。これこそが「国語の本質」がわかっている生徒の解き方なのです。実は私も同じやり方で国語に向き合っています(私がそう指導してきたのだから当たり前の話なのですが 笑)

 普通の感覚ではこれは不思議なことです。「遅く始めて早く終わる」「何それ?ありえない」です。ですが物事の根本、つまり「国語の仕組み」がわかっていれば全く不思議なことではないのです。(「国語の仕組み」につきましてはここではお話しできませんので授業時間にて体感してみてください)

 こういう授業(速読を勧めない)をしている塾は(私の知る限り)あまりないと感じるのですが、成績を伸ばせる子は上記の3人のように探究心が強く、常日頃「何かにつけ最適化」を図ろうとする「AIみたいなタイプ」なので「授業で教わったことで自分に足りない分野があるなら貪欲に吸収しよう」という姿勢が強いのです。こういう「授業を有効活用することに積極的な子」「今日も含め明日も、日々自分をより良くしていこうと考える子」は間違いなく伸びます。

 同じ授業を受けていても結果に差が生じるのは、能力云々の差ではなく、まさにその辺りの「姿勢の差」なのです。

 次回に続きます。

 

 


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