中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

成績が伸びないのはおかしいことだと思ってください。③

2023年10月16日

 続きです。

 「テストの見直しをしない」「質問するのを億劫がる」「字が汚い」。前回は「塾に真面目に通っているのに成績が伸びないのはこういう子」ということで以上の三つの特徴を挙げました。それにもう一つ加えるなら「同じミスを繰り返す」でしょうか。

 ミスは誰でも犯します。完璧な人間などいません。ですが失敗は糧に昇華させてこそ意味があります。「失敗は成功の母」とはそういうことなのです。つまり失敗を失敗のまま放置していては何の利益も産まないのです。ですが「同じミスを繰り返す子」はその意識がありません。

 これも想像力の欠如が原因なのです。「入試で同じ問題が出たらミスするわけにはいかない。必ず得点源にしてやる」と誓える子は同じミスをしません。同じミスをして落ちる、これがどれほど辛いことか想像できるからです。「落ちたらおしまい」この恐怖を実感できる子はミスを繰り返しません。

 しかし、一方で同じミスをする子も多い。何度指摘しても馬耳東風、やはりミスを繰り返す。こういう子は想像力が足りないのですが、なぜ想像力が足りないかといえば入試を自分事だと実感していないからです。どこか他人事、もっといえば親事なのです。つまり自分以上に親が中学入試に熱心だと子どもは「やらされ感」が強まるのです。強制させることに対して子どもは逃げる習性があります。勉強に関わることはあまりしたくない。「見直しなんかしたくない」「質問なんてめんどくさい」「字が汚くても構わない」「ミスをしても構わない」。それは他人事だからです。本当に中学入試を「自分事」として考えるならそのような考えにはならないのです。

 私も多くのご家庭を見てまいりましたが「子どもより親の方が中学入試に熱心な家庭」は成功率が低いです。なぜならこういうご家庭は親が先頭に立ち子を誘導するからです。つまり「やらせる」からです。子どもは強制されることが嫌いです。だから逃げる、結果「中学入試からも逃げる」ことになるのです。そういう子が自分から自主的に動くでしょうか?動かないからこそ上記の諸々を自分からやろうとしないのです。

 早期教育は子どもの自由を奪い、親に課題なストレスをかけるという意味で私は反対の立場をとっています。理由は簡単で「これでは家庭が楽しくないから」です。「義務と言い争いなどストレスの毎日」いくら中学受験成功して喜びたいからといって、いまの生き方をどんよりさせるのは本末転倒ではないでしょうか?

 うちの場合は子どもが中学入試の準備を始めたのは5年生からです。それまではボヘーっと生活していました。私はこういう仕事をしているのですが、中学入試については一度も勧めたことはありません。そして5年になって「友だちがみんながやるから私も」みたいな単純な動機で始めたのです。つまり自分からやる意志を示したのでやらせたにすぎません。そして入試までの2年間、私は勉強のことで子どもと喧嘩をすることはありませんでした。それは中学入試は「子ども事」で私には関係ないからです。強制ではないので勉強についての親子喧嘩は発生しようもなかったのです。もし「やめたい」といったら辞めさせ公立中に行かせるつもりでした。その方がお金もかかりませんしね(笑)親としては経済的に楽なんです、だからそれでもいいと「密か」に思っていました、が、本人は意外と粘り強く最後まで取り組み、結局中学受験は第一志望校に合格、同じ調子で大学受験でも第一志望校に受かりました。その間私は一切ノータッチ。必要だったら求めに応じて少し教えたくらいでした。

 子どもに強要したり強制したりするのは親が子どもを信じていないからです。自分が手助けしないと子どもはどーにもならないと思い込んでいるからです。しかしどんな動物でも成長の過程で進化します。子ども自身が「どうやって生きていけばいいのか?」と親の知らないところで年中模索しているのです。これは本能のようなもので、しかし、その子どもの本能を信じられない親があれこれ干渉するのです。

 子どもは自分の頭でいろいろ試行錯誤し取捨選択しながら「自分のベスト」を探ろうとしています。
 親はそれをじっと見ていればいいのです。過保護過干渉はお子さんのそういう「成長の芽」を親御さん自らが摘み取ってしまっているようなものなのです。

 自分から動こうとするまで待ってあげる。見捨てることなく、かといって構い過ぎることなく。

 この辺りのバランス感覚が子育てでは必要なのではないでしょうか?

 次回に続きます。

 

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