中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

塾通いしているのに成績が伸びない理由。③

2011年6月01日

※ 算数で1:1での授業が可能な日は木曜日の19:00~21:00のみとなりました。(6月1日時点)。先着順での受付(1名)となりますので御了承くださいませ。

 入試まで残りちょうど7ヶ月です。これから先は日々を無為に過ごすわけにはいきません。1日の中で何らかの収穫が得られたと確証できるような毎日を積み重ねていってください。

 さて、先日のお話ししました通り、今回は「塾通いしているのに成績が伸びない理由」につきまして思い当たることを述べてまいります。

 一つ目は「塾通い」の目的です。と、言うと、「決まっているでしょ。塾は勉強しに行くところじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、そこからすでに勘違いが始まっています。正しく言えば塾とは「勉強しに行くところではなく、正しい解法を教わりに行く場」なのです。「じゃ、勉強はどこで?」それは家庭で行うべきものなのです。「では、そもそも「勉強」って何をすること?」それは「塾で教わった正しい解法を定着させ、自分のものとして使いこなせるようにするために時間をかけて工夫していくこと」です。(当塾ではHPでも紹介していますが、「通塾は週2回で十分、残り5日は家庭で1日3時間をメドに学習してください」と推奨しています。)

 大手塾には各科目のプロ講師がいます。プロ講師はその道に長けていますので、どんな難問でも解けます(だからプロなんですけど(笑))。ですから、本当に熱意のある生徒だったらそこでこう考えなくてはならないのです。「僕が解けない問題を先生はスラスラ解いている。なぜ?その違いは何だろう?先生の頭の中はどうなっているのだろう?それが知りたい!そして自分もそうなりたい!」と。そして、それを吸収する目的で塾に通う。これが正しい塾の利用法なのです。(新人のコックが厨房に入るのもいきなり料理を作るためではありません。先輩コックの熟練の技を盗むためです。その後、それに基づいた鍋振り練習を家でやる。それと同じこと)

 では、なぜ塾の利用法を間違えてしまうのでしょうか?それは、現在通っている小学校の教室と、集団で行う大手塾の教室の環境が似ているからなのです。例えばどちらにも黒板があって、机が縦並びで、一教室辺りの生徒数が30名近くいて・・ですよね。そしてその結果、生徒は無意識のまま学校と酷似した環境の塾を「小学校の延長」としてとらえてしまい、学校での授業時間の過ごし方と同じ過ごし方をそのまま塾でもやってしまうからなのです。「授業崩壊」という言葉がありますね。さすがに塾では生徒は自分を抑えますのでそれが露呈することはあまりありませんが、その反動からかボーッと無気力のままで終始してしまう生徒もいるのです。そして、授業時間を無駄にしてしまうのですね。前回申し上げた「伸びない7割の生徒」とは彼らのことを指しているのですよ。(授業中大人しく座っていて(ただ座っているだけ)、真面目に授業を聞いている「フリ」をしている生徒が実態が見えにくい分一番危ないのです。)

 しかし、塾から元気に帰ってくるわが子を見れば、親はその実態を知るべくもなく安心してしまい、子供が「塾は楽しかったよ」と言えば、(その理由が先生のギャグが面白かったからか、休み時間に友だちと遊んだことが楽しかったからかなどとは吟味せず)親は純粋に「勉強が楽しかったんだな」と思い込んでしまいます。そして、成績のことは二の次になり「塾で楽しく勉強しているんだったらそれでいい」と、塾に通わせているというだけの根拠のない安心感に、本来の趣旨を忘れてしまったかのような考え方が加わりそれで良しとしてしまいます。

 小学校は授業時間を通して各教科の知識を提供するだけでなく、生徒各自に集団環境下での過ごし方、集団行動下での振舞い方を指導し、更に授業時において生徒の態度・意欲・適性能力などを知るための総合教育の場ですので、そこでの授業の目的は「人間教育」なのです。しかし、塾は受験成功に特化したノウハウを提供する場です。つまり、学校と塾とはその主旨・成り立ちが根本的に異なりますので、前記のようにそれぞれの場での過ごし方を考えなければならないのです。双方を「似て非なるもの」として考えないと、塾の効率良い利用法を見過ごしたままで終わってしまうことになりかねませんね。

次回は更に話を進めてまいります。

 

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