成功を得るために最も必要な要素とは?
2023年7月08日
中学受験にせよ、大学受験にせよ、就活にせよ、そこには必ず競争が伴います。そして皆が憧れる学校や企業には「腕に覚えのある優秀者層」が集まりますので、そこでの戦いは熾烈を極めたものになります。だから「そこで勝つためには先ず実力をつけなくては」と考えます。そして「実力をつけるためには勤勉であらねば」「勤勉であるためには遊びを排除しなければ」・・と自分を追い詰めていきます。自分を追い詰めて過ごす生活は正直あまり面白くなんですね。だけど「欲しがりません勝つまでは」のスローガンよろしく、成功するためには毎日の生活が灰色であってもそれに耐え頑張るしかない・・と「勝とうとする人」は考えてしまうんですね。
しかし上記程度のことは誰だって実行します。そして皆さんそうやって自身のレベルを高めていきます。その中での競争ですので、頑張る一辺倒ではなく、「もしかして勝負を決定づけるものは実力を高めること以外にも何かあるのでは?」と考えみてもいいと思うのです。
それは「運」ですね。どんなに勤勉であっても実力があってもそれに見放されたたら勝てません。実力伯仲の勝負の世界では運を持っているか否かで結果が決まってしまうのです。なのに多くの人はそれを「不確定要素であり偶然の賜物」「神頼み」「オカルト」と軽く見たり、嘲笑したりする傾向にあります。しかしこの思考のままでは「人生をよりよく生きていくの欠かせない運」から見放されてしまうことになるのです。
パラレルワールド、と言う言葉があります。それは、もしあの時の2択でこっちの道じゃなく、あっちの道を選んでいたら・・全く違った人生になっていただろう、その「こっちの道」(現実)と「あっちの道」(別人生)の世界を並行して同時に見せてくれる思考実験みたいなものなのですが、人間はいつも2択で迷い、その2択の後の2択でも迷い・・を繰り返し今に至っているのです。そして今の人生が不本意だと、その時はベストチョイスだと思って「こっちの道」を選んだが、本当は「あっちの道」の方が正しかったのではないか・・と悔むのですがもう「あとの祭り」なんですね。最初の2択の段階で確実にベストをチョイスする能力こそが「運」なのです。ですからとてもとても「軽んじていいもの」ではないのです。もう一度言いますと「運」とは能力なのです。そしてそれは「努力次第で身ににつけられるもの」なのです。
中学受験とは不思議なもので「3勝3敗」みたいに「均等な結果」になることは稀なのです。「5勝1敗」とか「1勝5敗」とかの世界なのです。運のいい子はどこまでも勝ち進み、運の悪い子はどこまでも負け続けます。このように偏りが生じることはこれ即ち「運が結果を左右する」からなのです。
当塾は学力を身につけることと同じくらい、「運が身につく指導」(これについてはここでは触れません)を重視しています。だから「全滅する生徒」は開校以来いないのです。
次回はその「運」を身につける方法についてお話しします。