子どもが勉強するもしないも結局は親次第。
2023年3月31日
※ 明日より開講です。今年はアーリーリタイアに片足を突っ込んだ状態で授業数を減らし、体験授業で感じた「今は未完成でも真面目で熱意がありそう子」=「教わったことを確実に吸収し打てば響いてくれそうな子」を優先的にお受けしています。
さて、勉強に対し上記のような「真面目で熱意のある子」がいる一方、大多数の子はそうではありません。例えば大谷選手のように「いかにも野球をエンジョイしている」タイプもいれば「監督やコーチに促されいやいや練習する」タイプもいます。いろいろな分野で「両極化された2タイプ」は存在するのですが、なぜそうなるのかは非常に興味のあるところです。
ママ友との交流の中で「うちの子はダメなんですよー」みたいな会話を親が謙遜のつもりでしてしまうことはよくあります。しかし、こういうことを習い性にしてしまっている親御さんはかなり高い確率で家庭内でも同じことをやってしまう傾向にありそうです。「お前はダメだ」みたいな否定語を子に浴びせる親御さんは、もしかすると我が子に奮起を促すため敢えてそのような厳しい言葉を発するのかもしれませんが、それで奮起するような子は「スポ根ドラマ」の中でしか存在しません。今時はそういうのを「パワハラ」って言うんですね。否定語を浴びせられた子は、親に否定された→いじける→自己否定感が強くなる→諦めやすくなる→何をするにも無気力になる、こういう流れになるのは火を見るより明らかなのに、親だって自分がそうされたら嫌なはずなのに、なぜか「子どもは奮起してくれるはず」を期待し、何の根拠も無くそういうことをしてしまうんですね。もしかしたら「本当にダメな子」だと思い、感情的にそういう言葉が出てしまうのかもしれませんが、その「本当にダメな子」にしてしまったのは、大抵の場合「子育ての勉強を怠ってきたダメな親」が原因なので、吐いたそういうセリフはブーメランの如くそっくりそのまま自分に返ってくる、ことを自覚してもいいのかもしれません。子どもを変える前に、まず親自身が変わらないと未来永劫お子さんは「ダメなまま」で終わってしまうかもしれないのです。
「ではどうすれば?」
そのお話は次回となります。