中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

中学受験はもっと気楽に考えていい。④

2023年3月13日

 既報通り今年は4月開講です。入塾受付開始は3月15日からとなります。

 「中学受験は気楽に」というタイトルではございますが、これは決して「公立中学進学をお勧めする」「中学受験は意味がない」「中学受験を甘く考えてもいい」という意味ではありません。「全落ちしたとしても公立中学という受け皿はあるのだから、イベントとしてチャレンジしてください」という意味ですね。ま、流石にそこを曲解される方はいないと思いますが、念のため。ですから「受ける以上は中学受験で成功することが大事」が大前提であることは間違いありません。そうでなければ「中学受験専門塾アイスクール のブログ」の存在意味がなくなってしまうからですね。
 
 当塾のスタンスは(四谷偏差値)

 御三家・・・    才能と努力と運が重ならないと受かりません。受かれば素晴らしい。
 偏差値60〜65・・努力家として最大の成功を収めました。
 偏差値50〜60・・人並み以上によく頑張りした。
 偏差値45〜50・・受験生として努力しました。
 偏差値40〜45・・受験生として最低限度の努力はできていました。

 つまり「偏差値40以上の学校に合格できたなら、受験生として最低限の努力はしてきた」ということが認められる意味で花マル進呈です。
ちなみに「偏差値60なら公立中では学年トップ、50でクラストップ」に位置付けられると思います。親御さんの考える「偏差値50なんて普通じゃん」でないのが中学受験なのです。

 さて、当塾では内部外部を問わず「偏差値40以下の学校しか受からなかった。だから公立に進ませようかどうか迷う」というご相談をよく受けます。こういう問いをなさる親御さんからは「偏差値40以下の学校なんて」と少しその学校を見くびっていると思わせる様子が垣間見えます。そんな時、私は次のように逆質問します。「では、親御さんが考える「レベルの低い学校」に進学すれば、お子さんはそこで確実にトップを張れる自信があるのですね?」と。

 お子さんにも色々なタイプがいます。「ここなら安全圏だよ」と塾講師に太鼓判を押された学校なのに悉く落ちる子がいます。俗にいう「本番に弱い子」ですね。本来実力はあるのに一発勝負の受験で失敗し、不運に不運を重ね実力偏差値より10も20も落としたところでようやく「拾われる子」は意外と多いのです。実は「偏差値40以下の学校」にはこのような「本当は力のある子」がゴロゴロいるのです。ですからそこでトップを張れる生徒はこのような子たちであり、「こんな学校にしか受からなかった」「本当はこんな学校に入るつもりはなかった」と嘆いたり愚痴をこぼしたりする子は(元々才能があった子だとしでも)次第に「深海魚」になっていくのです。自分の不運を嘆くのではなく「そこで花を咲かせよう」と踏ん張れる子だけがトップを張れるんですね。ですので先ほどのような問いに対して私は「進学したそこで頑張ってください。そこはお子さんが花を開かせるに最も適した場所だ、と受験の神様が示唆してくださっている学校のように思えるからです」とお伝えしています。

 その一方で公立中に進学するのは経済的には本当に助かります。しかしデメリットを申し上げれば

1 同じ地域に住んでいるだけで「お友だち」扱いされ、価値観の違う子が同じクラスメイトになる。
  私は校内暴力の激しい時期に公立中学に通いましたが、同じクラスに「後々の東大生」と「後々の前科者」が同居していました。人間の多様性を楽しめる人にはいいのですが、これが無理な人にはキツイかも。

2 内申が幅をきかせる。
  公立高校は「偏差値」と「内申」で決まります。「内申」は(私の感覚では)「学校への忠誠心」みたいなもので、「本当の実力だけで高校進学したい」と願う生徒は「不本意な日常」を過ごすことになるかもしれません。自分らしく過ごせずいつも受験を意識していなければならない中学生活になるかもしれないなら、そこが懸念材料。

3 普通の公立高校では難関有名大学に受からない。
  公立高校に進学した私の経験では「自分の身は自分で守るしかない」です。東京の日比谷・西・国立・戸山あたりなら進学する価値はありますが、基本的に「できる子が自分でなんとかしている」(御三家もそれに近い)のであって、学校の面倒見は私立ほど手厚くないという印象です。「マーチ以上、できれば早慶上理」を希望されるなら、公立中進学より偏差値35〜45あたりの私立中学に進学した方が有利です。

4 教育費がかかる
  「中学受験の失敗のリベンジを私立高校受験で」これはほとんど無理です。偏差値が急激に上がる私立高校受験より、(大変とは言え)中学受験の方が楽だからです。「絶対に私立高校へ」と無理すればせっかく公立中に進んだのに、中学受験時以上に塾代やストレスがかかることが多いです。そこは覚悟できていますか?

 というわけで、最終的なセーフティネットとして公立中進学はいいのですが、私立中学に受かったなら(私なら)「努力した結果」として子どもをそこに進学させます。上記には様々な考え方があっていいと思いますが、私ならそうする、という個人のお話でした。

しかし、一番忘れてはならないことは「競争原理が働く入試において、受かった(競争で勝ち残った)こと自体が称賛に値する」ということです。
 
 受かった生徒さんは無条件で素晴らしい。
 全落ちしたとしても最後まで頑張った過程が素晴らしい(これは形を変え将来の糧になるからです)。

 そんな頑張ったお子さんを無条件で褒めてあげられる寛大な親御さんであってください。「中学受験は親の受験」と言われる所以は、これを通して親御さん自身が人として親として一皮むけ成長できるからです。

 次回は新テーマです。

 

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