成功するにはこのようにお考えください。⑧
2022年11月28日
このテーマの最終話です。
まとめますと
受験せよ人生にせよ、思考したことが現実になります。
例えば「鳥のように飛びたい」が飛行機を、「魚のように潜りたい」が潜水艦を作り出したように、です。
逆に言えば思考しないと上記を生み出すことはできなかったのです。
このように思考した通りのことが現実になるのですが、個人に関わる願い(悪く言えばエゴ)については、自分事ですのでどうしても強く念じてしまうのですが、それが行き過ぎると逆作用しうまくいかなくなります。だから「幸せになれるよう毎日神社で祈願しているのにうまくいかない」なんてことが起こるのです。
祈願とは「恐れを回避したい」という要素を含んでいます。例えば「幸せになれないかも」という心配・不安・恐怖を日々抱えていると、毎日それを強く意識するのでその通りの現実を引き寄せます。また、そういう恐れを回避したいために(現在幸せでない人が)「幸せになりたい」と祈ったり「幸せになれるに決まっている」と自分を励ましたりしても、表層部分の「幸せになりたい」という顕在意識より深層部分での「今は幸せではない」という潜在意識(恐れ)の方が勝っているので、根強く心に染み込んだそちらの方を実現させてしまうのです。ですから、いくらカラ元気を出しても、やればやるほど(結果的に)ますます負の部分を意識することになりますので、現状を改善させるどころかむしろ悪化させてしまうのです。そこにお気づきください。
正しい活用法は
「万事はうまくいく」と信じることです。そして「人生は(余計な手出しをしない限り)成功する方向に導かれている」と考えます。
例えば新大阪行きの新幹線に乗って「大阪まで連れていってください」と願う人はいません。焦って車内を走り回ったり、車掌さんを問い詰めたりする(余計な手出し)必要はありません。新幹線は勝手に大阪まで連れていってくれることを知っているなら普通に座席についていればいいのです。それと同じ。「余計な手出し」とは祈る・願うといった「運命の法則に抗う小賢しい作為」です。そんな意味のないことをしなくても「どっちにしろ人生はうまくいくように導かれている」を信じる方がよほど大事なのです。
途中で失敗・挫折があってもそれは「成功への糧」なのでいちいち動じない。むしろ淡々と受け入れる。新幹線が途中で蛇行運転しても最終的には大阪に連れていってくれますからいちいちパニックになる必要はないのです。それと同じこと。
大事なことは失敗・挫折があっても絶対に怠けず、ヤケを起こさず日々全力を尽くすこと。「思考は現実化する」の大前提は「行動力」で、動かずにタナボタ式幸運を期待するものではありません。行動を起こしてこその成功なのです。「全力を尽くしても結果が失敗なら意味ないじゃん」と凡人は考えますが、全力を尽くした失敗は「全く予想もしていなかった方向からの幸運」を呼び寄せます。不思議なくらいそうなります。永田の体感だと「失敗する→しかし自分のできる範囲で全力を尽くす→失敗の倍レベルの成功を予想しなかった方向から得られる」ですね。だから私にとって失敗・挫折は大歓迎なのです。私が今あるのはこのサイクルを積み上げてきたからだと思っています。
このような心境で日々を過ごしているとほとんどの望みは叶います。
どんな状況下に置かれても怒らず、腐らず、諦めず目の前のことに懸命に取り組む。そうすれば勝手に運が向き成功します。人生はそのようにできています。
中学受験においても人生においても「思考は現実化する」の通りになります。ただしその実現のために「一連のお話をオカルト視せず素直に信じる」「常に全力を尽くす」「正しい方法を実践する」を心がけるといいかもしれません。
次回は新テーマです。