国語ができない人ほど国語を舐める傾向にある。
2022年8月07日
久しぶりに国語のお話です。
当塾は「国語のアイスクール 」と認知されていますので、入塾希望者の半数は「国語の成績を上げたい」という動機で入ってきます。その国語が安定してくると、「国語だけでなく算数も」「できれば全教科指導を」という流れで「おまかせ生」になっていきます。指導講師が各教科バラバラだと各講師の生徒の印象もバラバラで「正確な生徒像」が掴みにくくなり「適切な指導・方向性」も見えにくくなります。当塾はそうではなく、永田が四教科一手に引き受けますから、生徒さんの「何が得意分野で何が苦手分野か?」を正確に把握でき、効率的で手厚い指導が可能になります。「おまかせ生」が成績を伸ばし、当塾の実績を牽引しているのはそういう理由なのです。
その「おまかせ生」の指導も年末近くになると国語ではなく、算数と理科が中心となります、が、やはり思い入れのある科目は「国語」ですので、今回はそのお話をしたいと思います。
国語は算数と同じくらい「合否を決定づける重要科目」なのに、また、算数より国語が苦手なのにもかかわらず、算数以上に国語に力を入れたり時間を費やしたりしているお子さんはあまり見かけません。親御さんや塾も「国語より算数優先」といった感じでお子さんを指導しています。また「国語は日本語だからそのうちできるようになる」とのんびり構えている方、その反対に「うちの子は国語のセンスがないから」「読書が嫌いだから」「想像力がないから」など「どうせやっても無駄でしょ?」そんな理由で国語の学習に消極的な方も多いです。
しかし「国語の苦手な人が本気で国語と対峙する時間・労力を惜しむなら、国語は永遠にできるようにならない」という現実を知っていただきたいのです。
国語の成績アップを図るために「想像力を逞しくする」「読書量を増やす」「速読能力を身につける」「行間を読む能力を育てる」に力を入れる必要はなく、逆にこれらの努力は国語の成績アップを妨げることになる、に気づいて欲しいのです。東に進まなければいけないのに、ひたすら西に進んでも仕方ないのと同じこと。こういう「無駄な努力」を排除することが肝心なのです。
次回はもう少し詳しくお話してまいります。