いつまでたっても国語ができない理由。
2022年5月30日
新テーマです。
おかげさまで湾岸地区では「国語のアイスクール 」ということでご認識いただけています。「国語の成績が上がったから次は算数を」「理科も苦手ですのでこちらも」という感じで、国語のみ受講→四教科おまかせ→合格率をぐっとあげる、という流れになることは多いです。しかし、肝心要の「国語」の成績が上がらないとその流れは築けません。ですが、築けているということは「国語の指導に信頼がある」のだと自負しております。
「どうしても国語の成績をあげたい」という方は、まず「素直に真面目に熱心に」であってください。これは国語に限らず、何事に対しても必要な心構えです。同じ授業をしていても成果が出る生徒と出ない生徒との差はこの「心構え」の有無の差でしかありません。
「国語の成績が伸びていないのに頑なに自己流にこだわる子」は基本的にめんどくさがりやで頑固です。この「めんどくさがりや」「頑固」は(悪い意味で)現状維持派です。自分を変えないと成績が上がらないのに、成績を上げることよりめんどくさいことを避けたい、を優先する子です。これではうまくいきません。数多くの受験生を見てきましたが、失敗する子は頭が悪いとかそういう理由ではなく、上記通り「素直さや真面目さや熱意に欠け、現状が低迷しているにも関わらず、自己流にこだわる頑固でめんどくさがりやさん」なのです。 大事なことは「成績のことで悩む前に、まず性格を変えましょう」なのです。自己改革する必要が迫っているのに、積極的な自己改革をためらう子が中学受験に成功するはずはありません。こういう習慣から抜け出せない子は人生をも多難なものにしてしまいます。「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、小学生のうちから「成功するためには、まず自分を変える」を実行してみましょう。
さて、昔でしたら「算数理科は得意だけど、国語社会が苦手」というように「理系・文系」で得意不得意が別れる傾向にありましたが、今時の子どもは「算数社会が得意で、国語理科が苦手」という子が増えています。本当にびっくりするくらいこの傾向が強いのです。
しかし「国語と理科」。何の関係もなさそうなこの2科目には共通点があるのです。そして、この共通点は「今時の子ども」が抱える欠点が如実に現れているのです。
そのお話は次回とさせていただきます。