特記 アイスクール は「質問塾」だと御理解ください。
2022年4月28日
※ 今年はすでに満席ですが、土日でたまに空くこともありますので(スポット授業限定で)可能な限りお受けします。
入試まで残り9ヶ月、GWにオプション授業をご希望の外部生の方も多数いらっしゃいますので、今回は当塾の立ち位置を理解した上でご利用いただきたいと考え、特記として以下を掲載します。
決して大手塾を貶すわけではないのですが、「何年も通っているのになぜ成績が伸びない」一つの理由として私は「質問できる環境が不十分」だからなのではないか、と考えています。
テストで得点できるのはなぜでしょう?それは「知っていたから」「解き方を理解できていたから」ではないでしょうか?言い換えれば「知らなかったこと」「解き方が理解できていないもの」が出題されると間違いなく失点します。
「知らなかったこと」は知れば済む話ですが「解き方」については頭をひねっても調べてみてもわからなければわからないのです。ですからその分野に精通した人に直接教わるのが一番効率的なのです。簡単にいえば講師に質問すればいいのです。問題はその機会を得ることが大手塾では難しいということです。
「わからないことは講師に質問する」。一見簡単なことのようですが、お子さんにとってはなかなかハードルが高いのです。まず質問する時間がない。講師も忙しいからですね。だから質問しても端折った説明しかしてくれない。これでは生徒は理解できません。「どう、理解できた?」と言われても、わかっていないのに「はい、わかりました」と言わざるを得ない。そして致命的なことに「教え方そのものがうまくない講師」もそこそこ多い。これではどんなに時間をかけて説明してもらっても時間の無駄、意味がないのです。
また、「簡単に質問しにくるな」と圧をかける講師もいる。「そんなこともわからないの?」と呆れる講師もいる。こんな講師がいる環境で質問したくてもできない気弱な生徒はどうするか? 諦めてもう質問しなくなるんですね。わからない問題をわからないまま放置し、なかったことにして誤魔化してやり過ごすんですね。ですがそれが積もりに積もると、その先に待っているのは「学力低下」と「不合格」です。これが「塾に通っているのに成績が伸びない理由」なのです。
塾に通っているのに、長年わからないことがわからないまま放置されている。このことにもう少し恐怖を感じてもいいのではないでしょうか。
当塾は「おまかせ生」と「大手塾併用生」がいますが、「おまかせ生」の方が入試結果を牽引しています。
そのおまかせ生には二つの約束をしてもらっています。一つは「自分のための入試なのだから自分で計画し自分で意欲的に学習すること」これは当たり前。それが守れない・できないと言うなら「自分のための受験」とは程遠い考えですから、受験を止めればいいし、落ちればいいんです。そして落ちたことを今後の人生の戒めとして活かせばいいのです。
もう一つは「自主学習でわからない問題が出てきたら、まず自分で考え自分で調べること、それでもわからない問題は必ず質問し定着させ得点化させること」。四教科問わずどんな質問に対しても永田は真摯に答える準備ができています。授業料をいただいている以上、ご要望に応えるのは塾講師として当然の誠意だと思うからです。
当塾は「やらせる塾」「導く塾」ではありません。「勉強とは本来自分でやるものだ」を徹底させる塾です。最近「教えない塾」というのがありますが、それと同じようなニュアンスだと思います。「何でも手取り足取り塾」「面倒見が良いというキャッチフレーズを売りにしているが、却って自主性を損なわせてしまう塾」にはしたくないのです。
自分で学習して理解し、覚えたことは得点源になります。「どうしてもわからなかった問題」は当塾で質問し解決しこれまた得点源にすればいいのです。
ですから当塾は「質問塾」なのだろうと思います。
わからない問題がなくなれば受かる、という入試のシンプルな仕組みを理解すれば、そのわからない問題をなくすには、質問することが最重要行為であることがわかります。
ですから「わからない問題」を徹底的に減らすことに努めた「おまかせ生」の入試結果がいいのは、当たり前といえば当たり前の話なのです。
「入試は誰のため」「自分のため」と心底本当に感じているなら、何をすべきか自ずとわかるはずです。