中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

中学受験は(なんども同じことを言いますが)親次第です。

2022年4月03日

 この仕事を長年やっていますと「この子は受かるな」とか「この子は危ないな」とか不思議と見えてきます。
このようなことはあえて本人や親御さんに話す必要はないのですが、私の心には刻まれます。そしてこれまた不思議と当たるのです。どこを見てそれを判断するのかと言えば「親御さん」です。高校大学受験と違い、親の影響がストレートに出るのが中学受験。「中学受験は親の受験」と言われますがその通りで、親御さんの築いた「家庭力の優劣」がそのまま「お子さんの合否」につながるのです。これは間違いありません。

 では、どのような親御さんが「危ない」のでしょうか? それは一言で言えば「短気な親」特に「父親が短気」である場合は合格率がグッと下がります。例えるなら「2月の勝者」という漫画に出てきた「島津くんの父親」。過干渉で結果が出ないとすぐキレるタイプ、成績の上がらない我が子をまるで営業成績の上がらない部下を責める上司の如く叱るタイプのお父さんです。こういうお父さんは「自称教育熱心な父親」なのですが、実はそれを隠れ蓑にした「子ども自分の思い通りにしたいだけのエゴイスト」である可能性も高いのです。これでは子どもは健全に育たないどころか、いずれ親から離反していきます。子どもはそのような親の心理をとっくに見透かしているからです(老後子どもが寄り付かなくなるような親はこんな親)。ですから私は「父親が主導権を握る中学受験」に対しては少し慎重に注意深く見るようにしています。

 以前にも「あみだくじ理論」というのをお話ししましたが、このくじは自分の選んだ箇所の垂直真下に当たりがあるわけではありません。右往左往しながらたどり着いた先に当たりがあるのがこのくじの特徴であり面白さでもあります。これは人生そのものですね。しかも人生は「ハズレくじ」がないようにできている。これも理解してください。「人生とはこういうものである」と、賢人たちは何千年も前から「急がば回れ」「塞翁が馬」「禍福は糾える縄の如し」「ピンチのふりをしてチャンスは訪れる」などの言葉で私たちに伝えているのですが、それを子育てに応用できていない親が多い。それは親が子育てをするにあたって前もってきちんと勉強してこなかったからです。

 「子どもより親の方が偉い」わけではありません。私も生徒さんに対しては基本的に敬語調ですが、それは年少者とは言え、一個の人間としてその子の人格を認めるべきだと考えるからです。謙虚な親は「子育てを通じて今まで未熟だった自分も成長していかなくてはならない」と考えます。ですが未熟な親は「子どもは自分より劣っている存在だから手取り足取り指導しなくてはならない」と、自分の未熟さを棚に上げ、あたかも万能な王の如く子どもを支配下に置き思い通りにしようとします。そうすることで「自分は教育熱心な親だ」と考えてしまうのですね。しかし、未熟な者が未熟な者をうまく軌道に乗せることができるのか?と問われれば、理屈で考えてもそれは「無理」なのです。

 では、どうすべきなのか?「子どもは生まれ出でた瞬間から独立した個として生きていく」ことを親が認識すべきなのです。まだ幼い子に対しては危険を避ける程度の見守りだけでいい、そしてその見守りを徐々に減らしていく。親の役割はそれ以上でもそれ以下でもないのです。

 植物を育てるときは水のやりすぎも肥料のやりすぎもよくありません。これは「過干渉」。かといって水も肥料もやらないではダメ。これは「虐待」。せっかく出た芽を「成長が遅い」とカッとなり根っこごと引き抜いてしまい枯らしてしまうのが「短気な親」。子育ては「植物育成理論」と同じなのです。

 「あみだくじ理論」はたとえ紆余曲折しようが「諦めず日々真面目にコツコツ前進していればいつかは当たりを引く」というものです。つまり「最終的に当たりしかない」のが人生というあみだくじ。その真実がわかってないと子どもが右に行くたびに親は不安がり、子どもが左に行くたびに親は怒声を上げます。そして短気な親はあみだくじが書かれた紙をビリビリに破いて捨ててしまいます。「あみだくじ」に記された子どもの人生の成功への青写真・指南書・羅針盤を親自らが放棄すれば、そりゃ子どもは失敗します。見守ってあげれば放っておいてあげればうまくいくのに、親が子の人生を進んで台無しにしてしまっているのです。結局中学受験とは「親力」「家庭力」によって決まるのです。

 次回に続きます。

 

 

 


 

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