偏差値30からの奇跡。③
2011年3月16日
※ 今月末より春期講習が始まります。(3/26~4/5)。受講ご希望の方はお問い合わせください。(若干名)
※ 先日発生した東北地方太平洋沖大地震で被災した地域に向け、当塾でお預かりした授業料の一部を支援金として寄付させていただきました。微力ですが少しでもお役に立てればと思います。(当塾の受験生諸君は被災された方々を思いやる一方、自分が滞りなく受験勉強できる環境にいることに感謝し、自分のすべきことに対し一層励むよう心がけてください)
さて、前回は偏差値30からの脱却として「先ず、家庭改革をから手をつけてください」とお伝えしました。受験に向けた「臨戦態勢」を家庭内で醸し出すことにより、お子さんはようやく自分の置かれた立場を理解できるようになります。
次に求められるのはお子さんに学習意欲を持たせることです。親御さんにつつかれて渋々行う学習ではなく、自らの意志で机に向かう習慣を持たせることです。せっかく家庭環境が整っていても本人のやる気がゼロでしたら意味がありませんからね。
残念なことですが、偏差値30で低迷しているお子さんは例外なく学習に対する意欲が希薄です。だから、この成績なのだと言われてしまえばそれまでですが。
「 成績が低迷する→やる気が起きない→また成績が低迷する」。大切なことはこの「負の循環」から抜け出すことです。
抜け出すために必要なのは「そのための勇気」です。成績が低迷しているお子さんは成績アップを望んでいるはずなのに、「どうせ能力がないから」と最初からあきらめていたり、親御さんにしても「うちの子は資質がないから」「遺伝だから」と妙に納得したりしていて、それを口実に現状を甘受していることが案外多いのです。
現状を甘受し、つまり「ぬるま湯」にどっぷりつかりながらその一方で成績を伸ばしたいと望む。このことを一言でいうと「虫のいい話」となります。皆さん、世の中はそれが簡単に叶うほど甘くは作られていませんよ。
「負の循環」から抜け出し、ここから成績アップの道を築くためには自分に革命を起こす必要があります。簡単に言えば今までの自分を全否定することからスタートしなければならないということですが、人間にはプライドがあります。そう容易く変えられるものではありません。
しかし、勇気をもって早くそれを実行しないと「立ち腐れ」のまま、受験当日を迎えることになります。
では、どうすべきか?何から着手すべきか?
それは次回お話ししたいと思います。