中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る！！

※１月受験校合格速報

　市川中（当塾受験者全員合格）、栄東中（当塾受験者全員合格）、北嶺中、江戸川学園取手中、大宮開成中、淑徳与野中、獨協埼玉中、立教新座中、東邦大東邦中、専大松戸中


　さて、明日より２月入試が始まります。志望校合格に向け皆さん今まで一生懸命頑張ってきましたね。しかしコロナの影響で学校が閉鎖になったり、行事が中止になったりするなど、当たり前だと思われていた今までの日常が一変しました。世の中が試行錯誤・暗中模索を繰り返すなかで、それに振り回された皆さんは、この2年余りはなかなか思い通りに過ごすことができなかったかもしれません。だけどそんな中にあっても不平不満を言うこともなく淡々とコツコツと弛まぬ努力と学習を積み上げてきた皆さんの頑張りには本当に頭が下がります。今までお疲れ様でした。

　そして２月受験を迎えます。もちろん志望校に受かることが大事。そして受かって万歳したい。自分を褒めてあげたい。なぜなら今までの努力や苦労が報われるのは何物にも代え難い喜びだからですね。しかし、こうも思うのです。「頑張ってきたこと自体が成功体験」だと。

　え？　「頑張る」は過程でしょ？　過程に過ぎないものを成功って言い切っていいの？　と訝しむ方も多いと思います。

　それは頑張ってきたという体験そのものが、将来の成功の種になるからです。種はいつか「成功」という芽を出します。だから頑張ってきたこと自体が成功を手に入れたことと同義になるのです。 で、なぜ努力が成功の種になるの？
　　
　受験で言えば「受からないと努力は意味をなさない」という考える人もいるかもしれません。大半の人はそう感じるでしょうね。しかし、この頑張ってきた、努力してきた、という経験は（今は気づかないかもしれませんが）「ああ、中学受験で頑張ってきたことが今頃になって活かされてきているんだな」と、大人になった時に気づきます。年少時より努力体験を日常の当たり前としている人は、成人になってもそれを継続できるので、花を開かせられる可能性が高いのです。努力と成功は表裏一体、努力の継続はいつの間にか成功に姿を変える。だからやはり努力という過程＝成功となるのです。

　「成功」に限らず、人間が生きている過程で経験するであろう失敗、挫折、絶望など「負」の中にも必ず「宝」が潜んでいます。この「宝」は「成功の種」のことです。ですからどのような体験を経ても、必ずそこから成功を導いてくれる何かしらを得ることができるのです（このお話は以前あみだくじの回でお話ししました）。そしてその得たものが将来の生きていく指針および基盤となるのです。

　この事実（仕組み）をわかっていない人は「失敗は成功の母」「艱難汝を玉にす」「買ってでも苦労しろ」「急がば回れ」「人間万事塞翁が馬」など偉人先人が遺した言葉の真の意味を知らないまま終ってしまうのだろうと思います。

　しかしそれを発見し得るには「何事にも誠心誠意、全身全霊で取り組む」ことが大前提となります。多くの失敗者がなぜ失敗者のままで終わるのかと言えば、その失敗はいい加減な気持ち、中途半端な努力によってもたらされたものだからです。こういう人はそこに潜んでいた「宝」に気づくことも得ることもできず、世を憂い運の悪さを嘆いて終わりとなります。同じ失敗をしてもそこから成功を勝ち取れる人とそうでない人とは（結果は同じだとしても）過程がまるで違うのです。

　ですから私は（２月受験では）「一問一問に心を込める、心を込めたものを積み上げてください」と皆さんにアドバイスしたいと思います。全身全霊でトライするのです。そしてその誠心誠意、魂を込めて実行したことは必ず「合格という目の前の成功、たとえそれが叶わなくても遠い先の形を変えた成功」をもたらします。

　頑張ったことは必ず報われます。それも思いがけない形で報われます。ですから受験を大いに楽しみつつ同時に終始真剣にトライしてください。受かろうが落ちようが果敢に挑戦し頑張ったあなたは間違いなく「勇者」です。そして後々の「成功者」にもなれるのです。

　挫けそうになっても、失敗を繰り返しても、投げやりにならず自棄を起こさず、自分の将来を信じてその都度その都度自分のベストを尽くすことを習慣化すれば、遅かれ早かれ予想もしなかった方向から「成功のきっかけ」がやってきます。これは事実です。

　唯一無二の自分。その自分の将来を信じてください。