中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

国語は個別指導に限る、という声が多い訳。②

2022年1月15日

 
※ 速報  埼玉入試で栄東中、当塾生全員合格(東大選抜含む)しました。(1月19日時点)

 続きです。

 当塾の「おまかせ生」は週3回授業が基本、そのうち1回は補習(補習は定額より少し割安な授業料での指導となります)です。既報通り「おまかせ生」の合格成功率は開校以来100%を維持していますが、その「おまかせ生」の授業はなるべく平日に行うようにしています。それには理由があるのです。

 生徒さんの発言の中に気になるものがあります。前々からよく耳にするのですが「これは塾で教わっていないから解けません」「これは塾で教わっていないので覚える必要はない」という言葉。これらを聞くたびに心が曇ります。

 確かに中学受験は効率重視の面があります。だから塾にとって「入試に出そうもない無駄なことは教えない」「入試問題を的中させる」はウリの一つでもあるのです、が、入試という狭い枠での「勉強」ではなく、もう少し広い範囲で「学ぶ」を考えたとき、本当にこれで良いのかな?と思ってしまうのです。

 今回のコロナ禍で特に強く感じたのは「ウィルス感染は怖いな」以上に「思考停止は怖いな」です。多くの老若男女が自分で判断し行動するのではなく、「お上の言うことだから、TVによく出る有名人の言うことだから間違いなし」と唯々諾々と賛同し行動してしまう状況、こういう日本人の負の本質が暴露されたことがコロナ下での収穫といえば収穫なのかもしれません。戦時中もそうでしたが、大本営の発表をそのまま信じてしまい最後どうなったか?その反省が未だ生かされていないように思うのです。東日本大震災の時もそうでした。津波が来るとわかっている状況下で海側に避難する人はいません。なのに「先生が海の方に逃げるように言ったから」と声の大きい人・権力のある人について行った結果どうなったでしょうか?気の毒な話ですが、それに逆らってでも自分の考え・判断・意志に従って山側に逃げる、という行動をすべきだったのです。日本は「自分勝手な行動をするな」「他人に迷惑をかけるな」を過度に教育する傾向にありますが、これだと一蓮托生で憂き目に遭うことが多いのです。

 そのためにも「日頃より自分で考える習慣」を身につけるべきなのです。「自分で考えること」これが勉強の本質であり、ひいては生きる術でもある、と私は考えます。当塾が「おまかせ生」の授業をなるべく土日に行いたくないのは、時間がたっぷり確保できる土日を利用し、自分で「自調自考」を実行してもらいたいからです(この土日での自主学習成果が合格率100%の維持を可能にしているのだ思います)。この「自調自考」という言葉は渋幕の教育目標から引用させていただきましたが、私は本当に良い言葉だと思います。そもそも勉強というのは「教わる」からスタートするものではありません。「自分で考える」からスタートするのが基本なのです。

 人間を含め動物は生きています。「生きる」ことそのものが能動的行為なのです。例えば「お母さんがライオンの怖さを事細かに教えてくれなかったから襲われた」「お父さんが餌の見つけ方を教えてくれなかったから飢えてしまった」と嘆く赤ちゃんシマウマがいるでしょうか?このような危険察知能力は自分で身に付けていくものなのです。受動一辺倒だと自分で生きている証しにはならないのです。

 なのに、中学受験では「まず塾に行って、教わって、、」が大前提となっています。しかしこの「大前提」に誰も疑問を持たないことがおかしいのです。土日もなく毎日のように脊髄反射的に「教わりに行く子どもたち」は(皮肉な話ですが)「教われば教わるほど頭が鈍化し思考できなくなる」のです。「お母さん、今日は先生に何を質問すれば良いの?」「僕の好きな食べ物って何だっけ?お母さん」などトンチンカンなこと(本当にあった話)を言う生徒などその一例です。こういう子が大人になったとき、疫病や戦争や天災など「解決するための模範解答が用意されていない未曾有の事態」に陥ったとき、自分で考え適切な行動が取れるだろうか? そこが甚だ疑問なのです。

 「教わる」というのは最終手段なのです。「自調自考」でまず「自分で考えてみる」、解決できなければ「自分で調べてみる」。それでも二進も三進もいかなくなった時、初めて「だれかに教えを乞う」、という流れが学びの本質なのです。

 集団塾も個別塾も同じ、とは思いません。基本スタンスが違うのです。個別塾は「最終手段として教わる場所」という捉え方をして欲しいのです。だから、授業以外の時間は自分で頭を使い、自分で調べて、、という前提が必要なのです。それをせずして「ただただ教えて」では、中学受験に成功しても、自分の頭で物事を考えられない、そして付和雷同で生きていく、そういう「自分ではない誰かの傀儡」みたいな生き方をする大人になってしまうのです。

 塾は毎日通うものではありません。土日のテストも(私からすれば)時間の無駄と感じます。空いた曜日は自分で物事を考える時間に充ててください。算数も国語もまずは自分で解いてみる、わからなければ調べてみるのです。頭から煙が出るまで試行錯誤し、それでもどうしても解決が難しい場合は私がサポートしますので、しっかり定着させてください。

 勉強の流れとは本来そうあるべきなのです。

 次回は新テーマです。

 


 

 

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