国語は個別指導に限る、という声が多い訳。
2022年1月10日
※ 2月入試まで残り20日です。毎日毎日何かしらを達成させなければならない期間に突入しました。コロナ感染防止のため朝から晩まで家庭学習をされる方も多いと思いますが、自分のできることすべきことをフル回転させ頑張っていきましょう。
さて、当方は四教科対応型の完全1:1の個別指導塾ですが、「国語のアイスクール 」と、ご認知いただいている通り、やはり国語の依頼が多いです。そして多くの生徒さんは先ずは国語からスタートし、そこで成績を伸ばし、それならば他の教科も・・という流れで当塾の「おまかせ生」になっていく方も多いのですが、その「おまかせ生」の中学入試成功率はお陰様で開塾以来100パーセントを維持しています。(名前を書けば受かるような中学は含まず)
しかし、今回はその自慢話(笑)ではなく、「なぜ国語は個別指導が効果的なのか?」というお話をしたいと思います。当塾の生徒さんには「もし国語で成績が伸びないのだとすれば、それは私の指導方法に問題があるからではなく、君自身に問題があるからだよ」と伝えています。傲慢な言い方に聞こえるかもしれませんが、事実そうなのだから仕方ありません。伸びなかったのは例外なく「不真面目で素直さに欠け向上心のなかった生徒」だからです。ですが、言い方を変えれば「真面目で素直で向上心のあった大半の生徒」は必ず伸びていきました。例えば40〜50台だった生徒さんの偏差値は軽く10〜20くらいは上がっていきます。指導方法は適切だと自負していますので、それくらい向上させる自信はあるのです。
集団塾の国語は(私もそこでの指導経験がありましたので大まかに申し上げますと)漢字テスト→文章題音読→解く時間→答え合わせの時間➕解説の時間という流れが基本です、が、(時間の制限上)説明に要する時間が足りないまま授業が終わってしまうことが多いのです。つまり、消化不良を積み重ね、結局(例えば選択問題で)「どのようにしてこの答えは導かれたのか?」の説明まではできても、「どうしてこの答え以外の選択肢は間違っているのか?」まで詳細に説明する時間を得られないのです。ですから生徒さんのモヤモヤは毎回残ってしまい、国語の勉強といえば講師が板書したものをひたすらノートに書き写すことだと考えるようになってしまうのであれば、何とつまらないことでしょう。こういう国語の授業は何年受けていても良い成果は得られないのです。
国語の文章題は大きく分けて「選択問題」「抜き出し問題」「記述問題」に分かれますが、「どうしてこれが正解なのかわからない、自分が選んだものがどうして不正解なのかわからない。どうすればいいの?」「Aさんは抜き出し問題が得意なのに、私はそのコツが掴めない。どうすればいいの?」「記述の書き方がわからない、頑張って書いても✖︎になる。どうすればいいの?」。実は集団塾の国語ではそういう「どうすればいいの?」つまり「個々の生徒さんの痒いところに手が届くピンポイント指導」ができないまま授業が終わってしまうのです。つまり、何も肝心なことを教えられない、何も肝心なことを教えてもらえない、で終わってしまうのです。しかし、これは講師の責任ではなく、集団塾がそういう仕組みなので仕方がないのです。
当方の個別指導は完全1:1授業(1;2授業というのは個別塾として誠意がないと考えます)ですので、全時間を「一人の生徒さんの疑問解決」に使えます。例えば選択問題で言えば「なぜAが正解で、BCD が不正解なのか」まで相当詳しく説明します。これにより「そうだったのか」「わかった」「できるようになった」の連発を築いていくことが可能になるのです。これは他の科目でもそうです。とにかくしつこいくらい丁寧な指導・横にいる生徒さんのためだけの指導が個別塾では可能になるのです。なお、手取り足取りの授業ですから料金も集団塾と違うのは当たり前ですのでそこはご理解ください。(むしろ授業の濃度・充実度・効果を考えればかなり割安)。
国語は「どうして伸ばせばいいかよくわからない科目」と思われています。「頑張ってもできない教科」とも思われています。しかし、講師が正しく指導し、生徒さんが真摯に努力するなら「国語の解き方がわからない」という他生徒さんを尻目に自分はグングン伸びていきます。他人を出し抜き自分だけが向上していくのは何とも言えない快感です(笑)。国語を個別指導で教わって初めてその本質の根本理解ができた、という方が多いです。やはり1;1授業だとそうなるのです。
「正しい国語の授業を受けられないまま過ごしていた」お子さん、「国語の本質わからないまま成長してしまった」親御さん。両者間での国語の家庭学習は本当に難しいです。
「わからないことをわからせる」が授業の本質です。プロが2時間完全個別で授業をすれば(生徒さんの人間性がきちんとしているという条件で)伸びていくに決まっているのです。その辺りをご理解ください。
次回に続きます。