我が子が勉強したがらない理由。
2021年10月02日
大手塾の最下位クラスから抜け出せないお子さんは勉強をサボっているわけではありません。サボっているどころか早くそこから抜け出さなければ、と一定量以上の学習を確保していることが多いです。つまり皆が平等に得ている24時間を彼らも同様に確保しているわけで、その時間内で通塾し、勉強もし、やるべきことはしているのですが、伸びない。何故なんだろう? そのことを本人も親御さんも疑問に思い、改善しなければ、ひたすら間違った方向の努力に終始してしまい、その誤ったベクトルから抜け出せないまま、入試当日を迎えてしまいます。
ここで知っておかなければならないことがあります。それは上記の「早くそこから抜け出さなければ」が本人の意思なのか、それとも親御さんの希望なのかで努力の意味合いがまるで違ってくるということです。現実は親御さんの希望であることが多く、逆に言えば本人の意志はそれほど強くないということです。つまり「嫌いな勉強に必死になるくらいなら、現状の下位クラスの中でぬるま湯に浸かっていればいい」が子の本音なのです。もし、本当に這い上がりたければ、自分でなんとかする兆候ががあってもいいはずだからです。ですが、それが見えてこないならやはり成績向上の情熱はないのです。勉強するとは言っても、そのほとんどが親御さんの強制であり、お子さんがイヤイヤ従ったものであるなら、勉強する意味も本質もわかっていないままの自己満足作業であり、結局向上することはありませんから、これまでの費やした時間はただの時間浪費だった、で終わってしまうのです。
何か改善の方法はあるのでしょうか?
当塾では「大手塾最下位クラス→当塾お任せコースに変更→合格」の達成率100%、で現在に至っています。(ちなみに合格校には名前だけ書けば全入というような底辺校は含んでいません)
こうなるのには理由があるのです。
次回はこの辺りのお話をしてまいります。