中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る！！

　
※ 今期は満席（土曜日は調整可能）ですが、来期のご予約は可能です。

　続きです。

　中学受験の準備にかける時間は長いより短い方が良い、というのが持論です。
　具体的には２年で十分だと考えています。

　受験準備段階で、学習に面白みを感じ、また知識を仕入れることに喜びを感じるお子さんはいるかもしれません。ですが、大抵の「普通の子」は「早く勉強終わらないかな」です。勉強以外の魅力的なものがそこら中にありますし、のんびりもしたい、それらを堪能する時間を勉強によって奪われた、と被害者的に考える子も多いですね。ですからそこまで好きではない勉強に対しては長々と集中できないのです。長々と集中できるものではないので、中学入試は「短期決戦」で行うべきなのです。集中力を欠いた状態でダラダライヤイヤ長い年数を費やしても、クラスアップ・偏差値アップといった「実質的な効果」を得られることは本当に少なく、「一生懸命頑張ってきた（っぽい）」という自己満足だけを重ねたとしても何の意味もないのです。大人と子どもでは時間感覚が違います。中学受験準備に小学校生活の６年間をまるまる使うご家庭もありますが、これは子どもにとっては終わりの見えない試練、と錯覚しそうになるくらい辛いものです。そのような長期学習計画ではなく、「２年間だけ全力を尽くすことに集中し、頑張れ」でいいと思います。

　個別指導はぼーっとする時間がありません。隣に講師がいると生徒は緊張を保てますし、また、生徒をぼーっとさせてしまうほどレベルの低い講師もいないから（とは言っても講師も様々ですので、講師のレベル・講師との相性は体験授業で見極めてください）です。個別指導塾は集団塾と違い「時間と内容の密度の濃さ」が全く違うのです。集団塾でありがちな騒ぐ生徒を注意する、講師が脱線話をする、授業中寝ている、などの「無駄時間」は個別指導では無縁で、授業料はそのまま純粋に「授業のみに使われる料金」となります。

　「個別指導塾は高い」というお話もあります。相対的に見ればそうなのかもしれませんが、かと言って割高ではありません。充実した授業の中身と無駄を徹底的に省いた時間の使い方、これらが集中的に一人の生徒に向かい、それに伴い成績が向上するという実利を確実に得られる、そして中学〜大学の10年間と、その後の将来の道筋に光明が見えてくるのであればむしろ割安としか言いようがなく、「安物買いの銭失い」とはよく言ったもので、「安かろう悪かろう」を選択し、銭をドブに捨てるかのような行いをする方がよほど勿体無いのです。教育費は正しい認識のもとで使わなければいけません。

　とある自己啓発書に「家と車と時計と靴に金をケチるな」というのがあります。その理由は「ブランド品を身につけることで男性ホルモンの分泌が増え、自己肯定感が強まり、実力以上の実力を発揮できる心の支えを得られるから」らしいのです。また、自分を安く見積もられ侮られないようにするため、とも書かれています。私もなるべくそうするようにしていますが、「なるほどそうだなあ」と思うところはあります。運を好転させるにはできるだけ良いもので周りを囲んだ方がいいのです。

　教育費も上記に準ずるくらい「ケチってはいけない消費」と考えています。学力・学歴は「生涯にわたり自分を支えるアイテム」です。良いもの（学歴）を纏うのに越したことはないのです。その纏ったものの質の高低と自分に対する自信・評価の高低は密接な関係があります。ですからお子さんの学力・学歴の中身、ひいては将来を左右する教育費は「安かろう悪かろう」ではダメなのです。（極論をいえば教育費を惜しむのであれば私立中学受験はしない方がいい）

　私は綺麗事は言いません。生きるうえで「学歴」は大事に決まっているのです。学歴（履歴書）からは単に「頭の良し悪し」「知識量の多少」だけでなく、「集中力」「忍耐力」「体力」「論理的思考力」など、その人の「総合的人間力」までも垣間見ることが可能です。ですから、相手を「品定め」をする手段として、これを使用するのはとても有効であり、尚且つ公平・平等な判断材料になるのです。100の自己アピールより、１枚の履歴書の方が雄弁であり情報も正確なのです。ですから必然的に学歴優先になっているこの世の現実は認めなくてはいけませんし、事実、先進国で学歴を重視しない国はないのです。（むしろ日本はどの国よりも学歴・学力を軽視している節があります）ですから、グローバルな視点からも子どもにそれなりの学力・学歴を身につけさせることは親の義務であり、教育費の高低は親の度量の広狭の現れとも言えるのです。

　手前味噌な話も盛り込んでしまいましたが、個別指導がやはり一番効率良く効果的であるという一連のお話でした。

　次回から新テーマです。