「品詞の用法」-「れる・られる」
2010年2月12日
さて、中学入試でもおなじみの「れる・られる」です。全部で四種類ありますので、今日中に覚えてしまいましょう。
1.「受身」・・誰かに~を・・・れる。という形ですね。例えば「先生に生徒がしかられる」 「犬にかまれる」などですね。~に・・・れるという形の文でしたら、「受身」の可能性は高いです。
2.「尊敬」・・これは主語に注目です。「先生」「目上の人」「尊敬すべき人間」が主語であるとき、「尊敬のれる・られる」になります。例 「先生が音楽を聴かれる」など。
3.「可能」・・「できる」という意味を含んだ「れる・られる」。例えば「うちの二階から富士山が見られる(見ることができる)」 「生のピーマンでも食べられる(食べることができる)」など。
注意 ①「見れる」「食べれる」としないこと。これらは「ら抜き言葉」と言われ、記述で用いると減点されます。
②「見られる」「食べられる」は例文によっては「受身」になることもある。
「勉強をさぼっているところを親に見られる」「魚が猫に食べられた」
4.「自発」・・これは以下の五種類を覚えればOKです。
「感じられる」「思われる」「思い出される」「しのばれる」「案じられる」いずれも意識することなく、自然とわきあがるものですね。これを自発といいます。