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国語対策法を伝授

子の受験運を削る親の特徴。②

2021年6月12日

 続きです。
 
 受験に向かない親の特徴を一言で申し上げれば「短気な人」です。短気ゆえに待つことができない人、待てないから思い通りの成果が出ないとすぐにアチコチに当たりまくるような人です。「子どもよりも精神年齢の低い親」。信じられないかもしれませんが本当にそういう方が増えています。

 例えば「早く芽を出せ、つぼみになれ、花を咲かせろ」と願い、植物に水やりするとします。しかし、「昨日水やりしたのに芽が出ない」「3日連続で水やりしたのに花を咲かせない」でイライラし、そして「この植物はダメだ」「この水は役に立たない」「水の無駄・水道代が勿体無い」「水道水を天然水Aに変えなければ」『天然水Aではダメだった、天然水Bにしなければ」と言い出す園芸家がいたらどう思います? 幼稚園児だって笑ってしまうような「変なおじさん」ではないでしょうか? 成績も同じこと。すぐには結果が出ないからといって日々の水やり(毎日の学習)をストップすれば植物自体枯れてしまう(子ども自身がスポイルされる)。こうなってしまえばお終いです。日々の地道な作業は、はっきり目には見えなくても、確実に植物を成長させ、最後に花を咲かせてくれるのです。この「当たり前の理屈」すら分かっていない親が増えてきている。ゆえにそういう人を「精神年齢が子どもより低い」と申し上げているのです。

 相手の立場になって考えたり発言したりする、そういう想像力が欠如しているのもこの種の親の特徴です(要は全てが未熟)。責められた側(子ども)は気分が良くなるでしょうか? 例えばなかなか成績が伸びない子を親が責める、責められた子が「よーし頑張るぞ」と奮起したりするでしょうか?「悔しさをバネに」というのは昭和の発想です、と言いますか、昭和であってもこれは通用しない。昭和であっても江戸時代であっても、時代に関係なく責められた側は気分を害し、軽い鬱状態になり意欲が失せてしまうからです。このようにマイナスの気分なのに奮起する、理屈で考えてもそのような現象は起きないのです。例えるなら「ブラック企業の社長」みたいなことを親が子に日々行っているのです。こういう会社は社会的に淘汰されるのは必然ですね。同じように「こういう接し方」を日常的にしている家庭は(子への虐待罪という天罰を喰らい)合格という果実を得らないまま終わるのです。人間が奮起するのは「乗っているとき、気分が良いとき」です。不合理この上ない「叱咤激励」には意味がない。これは教育的指導と呼べるものではなく、「親の憂さ晴らし」の言い換えに過ぎないのです。中学受験は学力勝負ですが、それ以上に「親子の人間力勝負」=「家庭力勝負」でもあります。「すぐに嫌になってしまう」この程度の親であるなら、合格を得るのは難しい。「どんなときでも子を信じ、寄り添う」こういう度量の広い親でないと子に合格をもたらすことはできないのです。

 私が「短気な人は何をやってもダメ」と言えるのは、私が塾経営者であるだけでなく、主に不動産を扱っている(複数の不動産からインカムゲイン得るのを生業とする)投資家でもあり、長年多額の資金を運用・管理するシビアな世界にいるので「短気な人は利を得られない」ことを身を以て知っているからです。短気な人にトレードさせると資金を減らすことしかしません。「待つ力」「耐える力」は、不動産投資だけでなく他の投資(株式・FX・暗号通貨・コモディティ)でも不可欠な要素です。もちろん人生最初の投資とも言える中学入試でもそうです。投資の世界ではよく「見切り千両」という言葉をプラスの意味で使いますが、このように短気ゆえに見切りの早さを習慣化してしまっている人は「見切りが早いぶん、確かに浅い傷で済むが、その浅い傷をたくさんつけることを習い性にしているので、傷がトータルで深くなり、その修復で一杯一杯になり、そのまま損切りして終わってしまう」つまり「見極めの早い人は何をするにしてもお宝を得られない」ので、「見切り千両」はお勧めできない。だから「短気は損気」というのです。苦労だけ多く、意味のない努力だけを重ねて何も得られない、で終わってしまうのです。

 「待てば海路の日和あり」「急がば回れ」このような人生訓が今なおこの世に残っているのは、これが真実だからです。
 真実は色褪せることなく残ります。

 何度も言いますが忍耐力は人間の力です。中学入試はこの「人間力」が試される最初の通過点であることを御認識いただければと思います。


 


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