当塾の方針 ②
2011年2月22日
※入試も終わり新学期が始まりました。当塾にも新しい生徒さんが何名か入られました。最初のうちは緊張したり戸惑ったりすることがあるかもしれませんが、講師陣が一人ひとりをサポートしてまいりますので、安心してくださいね。
前回、当塾は「成績伸び率」で勝負しているというお話をいたしました。成績を伸ばすのに一定量の学習時間が必要なのは言うまでもありません。入試での勝者は家庭学習時間をしっかり確保できた生徒です。が、ただ、ダラダラやっているだけでは自己満足だけで終わってしまい、実質的な効果を得ることのないまま来年の2月を迎えてしまうことでしょう。
成績を伸ばすにはコツがあります。それを理解し、それに沿って学習するのとそうでないのとでは同じ量の学習時間をとったとしても結果に雲泥の差がついてしまいます。算数・国語・理科・社会それぞれに「やるべきこと」「やらなくてもいいこと」「やってはならないこと」があるのです。それを峻別せず、ただガムシャラにやっても効果はでません。「最少の学習時間で、最大の効果を得る」。そのためのノウハウを伝授できるのが受験を知り尽くしたベテラン講師の集う当塾の強みでしょうか。
「最少の学習時間で、最大の効果を得させる」。これが当塾の方針です。
一般に受験生とは「学校が終わったあと、毎日のように塾通いし、夜10時過ぎまで帰宅せず、週末のテストの結果が悪ければ塾の先生・親にガミガミ言われ、ストレスを抱えながらも受験学習に明け暮れる」といったイメージがありますが、そんな思いをしてまでやる受験って何??そこまでしないと受からないものなの?というのが正直な感想です。脳がいっぱいいっぱいの状態で効率的に学力が身につくかどうかはかなり疑問ですが、忍耐力だけはつきそうですね。だけど、私だったら3日でリタイアですね(笑)。
「非効率」「無駄な努力」「つらい思い」、これは私の最も嫌うことです。自分が嫌なことは生徒にもやらせたくない。普通の小学生とさほど変わらない生活ペースで学習させ、合格だけはしっかりゲットさせる。「あれ?普通に過ごしていたのに、合格しちゃった?!」
これが理想でしょう。子供にとっても、親御さんにとっても。それが可能だったらそうしたいし、そうすべきですよね。それを可能にするのが当塾のシステムなのです。
通塾は週2~3回で十分。週4~5回は家庭で夕飯が食べられるようにし、一家団欒を図ってください。お子さんをリラックスさせることが、次の学習意欲を駆り立てるのです。そして、「学習の娯楽化」を目指すのです。また、テストも月1回で十分、毎週受ける必要などありません。そんな「無駄時間」があればその時間は家庭学習(特に理科・社会の暗記、苦手教科の強化)に費やしましょう。
「合格のために何が必要か?」「何が無駄か?」。塾は宗教団体ではありません。そのカリキュラムを盲目的に信じるのではなく、親御さん自身が自分の頭でよくお考えになり判断された方がいいと思います。子供に責任を持ち、保護するのは親の務めですから。
合格しても受験期間中のストレスを積み重ねてきたお子さんはそこで燃え尽きてしまい、せっかく入った中学なのにそこで無気力のまま過ごしてしまうことがあります。
中学受験は人生のゴールではありません。そこからが大切なのです。更に飛躍する余力を残すためにも、燃え尽きないためにもこの受験期間中の過ごし方をよく考えなくてはなりませんね。