中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

合否のキーパーソンは子以上に親であるという事実。

2021年5月08日

 「自己肯定感の強い子は自分に自信があるので、人生を長期的にわたり大切にしようとする俯瞰能力がある。そしてそのために必要な学習を厭わず実行する傾向にある。そういう基盤のある子は勤め人になろうが自営で生計を立てようが、自分から学習する=積極的に頭を使う、に慣れているので、どの方面に進んでも成功を収めやすい。しかし、安定を求めるのであれば現実問題としてその才能を有力大学→大企業に進める流れで活かしたい。例えば「旧帝一工早慶」に代表される有力校への進学者は、有能であることを証明するだけでなく、そこに至るまでの努力の経緯も履歴から垣間見得ますので世間から何かと重宝される。その結果、人生の選択肢が広がる可能性が高いので、頑張って進学しておいて損はない。しかしそうなるもならないも幼少時からの親の子に対する接し方次第である」と、何度かそういうお話をしてまいりました。

 上記の序章である中学受験成功は自分の将来の展開においてアドバンテージになります。もしご家庭にそこそこ経済力があり、学習することへの理解が高い親御さんでしたら、お子さんにチャレンジさせてもいいかもしれません。「人生が激変するきっかけは中学受験合格だった」というのは大いにあり得る話だからです。

 今回はその「経済力・学習への理解」=「中学受験に不可欠な2大要素」についてお話しします。

 まずは「経済力」。残念ですがこれがないと私立の中学受験は厳しいです。それで「中学受験はお金がかかるから無理」と諦める方も多いのですが、先行投資という発想もアリだと思います。例えば塾代など受験にかかるトータル費用は概ね大手商社の夏冬ボーナス1年分くらいです。仮にお子さんが将来そういうところにお勤めできれば1年でペイ可能なのです。「生涯年収4~5億」の企業に就職するための教育費(塾代〜中高一貫教育校授業料〜有力大学授業料)を投資資金として見れば本当に回収率・利回りがいいのですが、もし目先のことだけ考える視野の狭い親御さんの思考が、中学受験への躊躇および断念を生じさせるなら、平気でお子さんのチャンスを逃してしまっている時点で、その家庭は中学受験に不向きなのだろう思います。しかし、そもそも親というのは子どもを可愛がってさえいればいい、というものではなく、子の将来に責任を持つ=教育費の確保くらいは義務と考える、でなければ務まりません。独身貴族ならまだしも、家庭を持った以上は(金銭の使い道は)お子さん優先であるべきです。それが親としての資格だと思います。

 次に「学習への理解」。中学受験を躊躇する親御さんの理由の一つに「勉強ばかりしていると心が歪むので、子どもは子どもらしく遊ばせたほうがいい」というのがあります。ですが「子どもらしい」とは何でしょう?イメージとしては「野山を駆け巡り友だちと日が沈むまで遊ぶ」で、それを通して「人間関係を学び動植物の知識も得られることへの期待も含む」だと思うのですが、今時は地方でも野山を駆け巡る子はいません。「古き良き昭和の子どもの理想像」みたいなものを求めたいのかもしれませんが、現代はどこもかしこも「みんな集まって黙々とゲーム、終わったら解散」なのです。人間関係を築くどうのこうのというレベルの話ではなく、現代っ子にとってのゲームは遊びというより只の暇つぶしなのです。なんの実利も得られないもので小学校時代を浪費しているのが現状なのです。私はそういう無意味な過ごし方をする方が余程「心を歪ませる原因」になるのではないかと思うのです。私ならそんな無駄時間があるなら、実利を生む可能性の高い中学受験にチャレンジさせます。

 おそらく「勉強させるのはかわいそう」という親御さんの大半は「勉強を嫌々やっていた自分」をお子さんに投影しているのだと思います。もしくは「勉強ばかりの人生なんて無味乾燥、青春を謳歌しようぜー」的なノリがかっこいいと思っている方も(少数ですが)いるような気がします。そういうことを言う親御さんは確かに子どもウケはいいです。しかし「勉強するのはかわいそう」「勉強させるのはかわいそう」という発想自体が親失格だと考えます。「勉強の機会を与えてあげられないことがかわいそう」「勉強をつまらないと感じさせてしまったことがかわいそう」だったらわかるのです。子どもの将来を考えれば、そちらの方が健全な思考だと思います。そもそも「子に教育機会を与えることは親の義務」というのは「憲法の柱の一つ」だということを忘れてはいけません。

 今回なぜこのような話をしたかと申しますと、数多くの体験授業を通じ上記の2点の話題(お金が大変・勉強はさせるのはかわいそう)は「中学受験を体験していない親御さんに多い」ということに気づいたからです。これは中学受験を経験されている親御さんからはあまり出てこない話題(発想)です。前者にとっては「初めての中学受験」、後者にとっては「自分を含めた2回目の中学受験」。ともに中学受験を目指す子を持つ親御さんなのですが、中学受験に対する慣れ・考え方・覚悟が前者と後者とではまるで違うことが多いです。そして、リアルな中学受験を知り尽くし、その現実に沿った思考のできる後者が成功しやすいという傾向にあります。前者は自分の体験だけを基準に未知の世界に挑もうとしますが、それゆえに一つ一つに対し詰めの甘さを感じます。おそらく他塾の先生方も(口に出さないまでも)同じように感じていると思います。

 塾は「子どもの成績だけ伸ばせばいい」というものではなく、お子さんを取り巻くご家庭全体にまで目を配ることも役割の範疇に入れないと、生徒を成功に導けないのかな?と思ったりします。要は「受験成功を導けるご家庭にしていく」までが塾の仕事になりつつある感があります。これはここ最近の傾向ですが、時代とともに塾の役目も少しずつ変わっていくのかな、と感じる今日この頃です。


 
 
 

 

 

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