中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

学習から逃げれば逃げるほど人生が辛くなる理由。②

2021年4月23日

  ※ 緊急事態宣言発令です。今年のGWは要請に粛々と従い家に籠ることでコロナ感染対策と学習時間の大幅な確保が可能になります。また、不要な外出費も節約できます。受験生にとっては一石三鳥のチャンスですね。まとまった学習のできる「天与の機会」です。これを活かさない手はありません。享年も「勝った生徒」は「GWで総復習できた生徒」です。

  ※昨年好評だった「GW補習授業」は今年も可能ですが、少し規模を縮小したいと思います。(ここ何年かの働き過ぎで少し余裕を持ちたいからです)


  続きです。


  長年塾に通っているのに成績が伸びない。そのような場合

  1 さらにハッパをかけこどもを鼓舞する、もしくは叱りまくる。
  2 「塾のせい」「講師のせい」と考え転塾する。
  3 学習量を倍にする、嫌がっても強制的に机に向かわせる。


  などの手段を講じると思います。そして二進も三進もいかなくなったら、挙句の果てに(安易に)「今回はあえて中学受験を断念するが、リベンジは高校受験で」みたいな「将来に希望を持ちましょう的なノリ」になるのです。
  ですが、不思議だと思いませんか? 叱らなくても机に向かう子がいることを。同じ塾に通い同じ講師から教わっているのに、結果を出せる子がいることを。そこに疑問を持たないと、やたらと動き回っているだけでは成果は出ないのです。

  1〜3で現状を打開しようと考える親御さんは大事な視点が欠けてます。一事が万事、この視点が欠けている親御さんはお子さんが学習しないことに悩む以外のことについても悩み続けることになります。この視点が欠けていれば全ては「✖️ゼロ」なのです。そして労だけが多い子育てとなってしまいます。そもそも「子育てとは何か?」をあまり考えずに親になったのでは?と思われる方が多いような気がします。お子さんが学習するしない以前の問題として、御夫婦自身が「親になる自覚・覚悟を持っているのか?」「自分たちは親として成長しているのか?」という根本に疑問を持たなければいけません。ご批判承知で申し上げれば「学習意欲に乏しい子にしたのは親として成長していない夫婦の責任」と私は考えています。しかし受験は目の前に迫っています。親御さんの成長、ひいてはお子さんの成長を悠長に待っていられるわけではありませんので、受験生の親を体験した私(現在どの親御さんよりも私の方が年上ですので、一日の長という立場)から少しアドバイスさせていただきます。(これは、できない子をお持ちの親御さんのほとんどが「やるべきことをやらず、やってはいけないことをやる」という「不思議な真逆行動」をなさっていますので、見るに見かねた私の老婆心からのものとお考えください)

  一番大事な視点、それは「何をおいても子どもを大事にしているか?」これが全ての基本です。しかしそれを「甘やかす」「放任する」と勘違いされる方も多いです。例えば「ゲームさせ放題」。実は子にゲームを与えると親は楽できるのです。子がゲームに熱中する間、親は子に構う必要がなく自分の時間が作れるからです。スマホもそう。しかし、楽したツケは後々やってきます。曰く「ゲームばかりやっていて勉強しない」という形で。「勉強が伸びない子」のほとんどが「ゲーム好き」です。しかし、そのゲームを批判するのでしたら最初から与えないほうがいいのです。それを与えた方が親は楽、子どもも喜びますから「その時の家庭の平穏」「一時的に子どもの機嫌を取る」にはいいのですが、これが後々とんでもないハンディーになる。そうなることを見越して「ゲームをさせないことを家庭の方針とする」のが賢い子育てなのです。
 中には「そうは言っても〇〇くんはゲームばかりしているのに御三家に入った」という方もいますが、それは「中卒なのに大金持ちになった人がいる」「元不良だったのに立派な社長になった人もいる」「生まれは百姓でも秀吉みたいに天下をとった人もいる」みたいに、レアケース(レアだから話題になるだけ)を持ち出して自分の言い分を正当化する手法ですので意味がありません。上位校に受かる子は間違いなく「ゲーム時間より勉強時間が数十倍長い子」です。そんなの当たり前の話です。
 
 「子どもを大事にする」というのは「甘やかす」「媚びる」「ご機嫌をとる」ではなく、「唯一の大切な存在として認めてあげる」「自己有能感(自己肯定感)を高めてあげる」ことです。しかし、体験授業をすると「うちのバカ息子が」みたいなことを(本人の目の前で)平気でおっしゃる方がいます。これは謙遜なのか本当にそう思っているのかは判りませんが、親から年中「バカ」「クズ」扱いされている子が「自分は優れている」と思えるでしょうか?「自分は優れていると思えない子」「自己有能感・肯定感に乏しい子」は「どうせダメだから」と努力することを無駄と考え動こうとしません。結果的に無気力になり「今が楽しればそれでいい。どうせ自分は何をやってもダメだし、期待もされていないから」と長期的視野で物事を考えられない刹那的な子に育ちます。ですから「中学受験は自分のため」と思って(思わされて)いても、どこか自分に嘘をついている気がしたり、頑張っても意味があるのかと考えてしまったり、どうせ失敗するんだろうなと思ったりして、そういう雑念が常に頭に浮かびますので学習に集中できない、結果いつまで経っても伸びないまま、中学受験を自分事として考えられないまま、受験日を迎えてしまうのです。そして落ちれば(親御さんのお言葉通り)本当に「うちのバカでクズな息子」になるのです。(「言霊」は存在します。そして実現に向かいます。ですから冗談でも「マイナス用語」を使用することは避けてください)。

 子力=親力=家庭力です。
 子にハッパをかけたり、塾を変えたり、受験から逃げたりする前に、「なぜこのような事態に陥ってしまったのか?」その根本原因を突き止め、解決していく努力をしないと、このままで終わってしまいます。

 親御さんは、子が勉強しないのは「無気力だから」とお思いでしょうが、そもそも親が「無気力になるような育て方をしてしまったから」ことが原因だという事実を直視された方がいいと思います。子の性格・能力は「育っていく過程で身についたもの」=「親の在り方そのもの」だからです。

 我が子を卑下し、謙遜するのは「謙虚な親御さん」と評価れたいから。
 子どもを叱るのは、自分をイライラさせる存在に我慢ならないから。
 人前でも子どもを叱るのは、躾ができない親と思われたくないから。
 年中遊興施設に連れて行き「毎日ハレの日」が習慣化しているのは、その方が親は楽だから。
 子どもの受験成功を望むのは、自分が気分良くなりたいから。
 子どもの受験失敗を避けたいのは、子ども以上に自分の心が傷つくのが嫌だから。

 つまり、「子どもより自分優先」なのです。そういう思考から抜け出せない間は親として機能していません。子育てができていない原因はそこにあるという話なのです。


 次回に続きます。

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