2月入試まで残り30日です。
2021年1月02日
新年おめでとうございます。2月入試まで残り30日です。昨日は去年6月15日以来のお休みをいただきました。本日から再びフル回転です。
さて、「入試は1点差で決まる」を「気を引き締めて事に当たれ」という戒めとして解釈されている方も多いのですが、リアル世界がそうだと認識している生徒さんは少ないようです。1点差で決まってしまうことも実際にあるのです。本当に計算問題1題、漢字1題が取れたかどうかで次の6年、付属なら10年間の運命が決まってしまうのです。「漢字のトメハネが一生を左右する」それがわかっていれば絶対に雑なことはしないであろう、と思うのですが、やってしまうところが小学生なんでしょうね。しかし、一つ一つに心を込める日常を習慣化させることは全てにおいて有効であることは間違いありません。それに気づいたなら本日から改めていきましょう。
そういうことを言うと「中学受験で人生が決まるなんて大袈裟な」という方が必ずいます。確かに中学受験で人生が決まるわけではありません。しかし、人生に大きな影響を与えていることも事実です。
「学歴社会」は崩れません。崩れるどころかコロナ以降、ますますその傾向は強くなると確信しています。生き残る術として企業は無駄な人件費を削り、効率よく利潤を得るために人員の取捨選択をよりシビアにしていくことは間違いないからです。「学歴より中身」とか「人柄」とか「根性・粘りはあります」とか「前向きな性格です」とか、そういう抽象的なものをアピールして就活できるほどいまの世の中は甘くありません。「使えるかどうか」だけの判断でしか企業は人を採用・雇用しないのです。
「使えるかどうか」は主観の混じったものではダメで、客観視できる「重ねてきた結果」でしかアピールできないのです。その「重ねてきた結果」を誰よりも優れたものにし、人生を優位に進めるために、その緒戦である中学受験は成功しておきたいのです。
そうであるならば「事に対して慎重に扱うことができる」は十分アピール材料になります。その証明として「一点差勝負」になるであろう中学入試は制しておきたいのです。
なんども申し上げますが中学入試は単に「頭の良さ勝負」ではなく「人間力勝負」なのです。誰よりも「人間力」に優れているならどんな社会においても引く手も数多、いつの世でも重宝される人間でいられるのです。
そういうのを目指していきたいですね。