当塾の方針。
2011年2月14日
※既報通り今年の入試は第1志望校合格率67%、第3志望校内合格率93%という結果で幕を閉じ、受験生の皆さん及び親御さんにはご満足いただけたと自負しております。来年は更に精進し、これ以上の実績が上げられるよう邁進して参ります。
さて、この時期になると「御三家○○人合格!」を謳ったチラシを目にします。当塾にもその辺りでのお問い合わせをいただくことが多いのですが、HPでもご紹介している通り当塾は「成績伸び率」で勝負し、そこで他塾との差別化を図っています。具体的に言えば、偏差値30近辺で低迷し、大手塾に「見捨てられた」ような生徒を受け入れ、最終的に偏差値50辺りの学校に確実に入れさせるということです。そして、お子さんに自信を持っていただき、自分の可能性を確信してもらう。この流れを通塾期間中に実感していただけるのが当塾の強みであり方針でもあります。
話は変わりますが、プロ野球の世界で評価が高いのはどちらでしょうか?
A 勝ち星の多い投手 B 防御率の高い投手
A 打率の高い打者 B 打点の多い打者
答えは共にBです。なぜでしょう?
野球は、失点がより少なく、得点がより多いチームが必然的に勝つしくみになっていますので、点数を与えなかった投手、得点した打者の評価が高くなるからです。1勝したからと言ってそのスコアーが12対11の辛勝では投手としての信頼・貢献度は低いですよね。
簡単に言えば「チーム貢献度」の高い選手が評価されるわけです。
塾も同じ。
塾の生徒に対する貢献とは成績を伸ばし、手が届かないとあきらめかけていた志望校に合格させることだと私は考えています。もちろん御三家に合格させることも大切だと思いますし、実際今年は当塾でも合格者を出していますが、そこを評価されるより、やはり「伸び率」を見ていただきたいと思います。元々御三家に受かるような生徒というのは幼いころから天分・学習習慣が身についており、極端な話、どこの塾に通っていてもよほど変なことを教わりでもしない限り勝手に受かってしまうものなのです(笑)。
偏差値30の生徒を50に持っていくにはそのためのスキルが必要であることは言うまでもありませんが、やる気のない生徒を辛抱強く啓蒙するだけでなく、我が子を学力不振に至らしめた親御さんをも再教育しなくてはならない。あらゆる手間がかかる分大変です。本音を言えば最初から御三家を狙えるような学力のある生徒を相手にしている方がよほど楽。彼らは放っておいても自主的に学習しますし、親御さんも聡明ですから(笑)。
しかし、当塾では塾の貢献度が見えにくい「御三家合格者数云々」より、苦難を伴いますが、生徒さん・ご父兄に高い満足感をご提供できる「成績伸び率」で今後も貢献してまいりたいと思います。
※ お断り
当塾は少人数しか受け入れない方針ですので、定員となり次第受付終了とさせていただきます。その点は御了承くださいませ。