中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

中学受験自体がゲームのようなもの。

2020年11月10日

 私が受験生に対し「断つべきもの」として挙げるのは、「テレビ」「ゲーム」「ネット」ですが、その理由はこの三者は全て中毒性がある時間泥棒だからです。そして中学入試を目前に控えた現在、流石にこれらにハマったまま抜け出せないという生徒は皆無に等しいのですが、今回はその中から「ゲーム」を取り上げたいと思います。特に低学年のお子さんをお持ちの方は刮目です。
 ゲームに限らず子どもは日頃から非日常的なワクワク感ドキドキ感を求めています。「鬼ごっこ」「かくれんぼ」から、〇〇〇〇ーランドに至るまで、全てが高揚感を満たしてくれる構成で成り立っています。退屈からの脱却願望は人間の本能なのかもしれません。
 「戦争はいけません」「暴力はいけません」「建物を破壊してはいけません」など現実世界では許されないことでも、ゲームなどの架空世界では許される(と言うかむしろ楽しんでいる)という矛盾に目くじらを立てるつもりはありませんが、「人間というのは基本そういう生き物なんだろうな」という悟りに似た感はあります。
 さて、ゲームは子育てに疲れた親御さんの「逃げ道」でもあります。忙しい最中に構って欲しいとゴネる子、騒ぎ出したり泣き出したりする子、そういう子には「ゲーム」を与えさえすれば一発で解決します。彼らがそれに熱中し、その間で親は自分の時間が作れるのです。非常に安易です。ゲームの中で何人も傷つけたり殺したり嬉々としているお子さんの横で、親御さんがお茶の時間を作っている、傍目からみればシュールな世界ですが、それが当たり前の日常になっているのです。
 また、「うちの子はゲームを手放せず勉強に集中できない」と嘆いている親御さんが多いのですが、そもそも上記のように幼少期のお子さんにゲームを与えず、きちんと子育てに注力していればこんな事態にはならないのです。「もともと親から子にゲームを与えた」「ゲームをねだる子に毅然とした態度が取れなかった」「そもそも親自身がゲーム中毒で子を巻き込んだ」なのに、長年そうしてきたのに今更そのお悩みですか〜、という感じがするのです。だいたいゲームに子守りをさせるようなテキトーな子育てを続けてきたのに、受験だけは成功したい。なんて、そんな美味しいところだけ取ろうとする「虫のいい話」は無いのです。厳しいことを申し上げればそもそも受験資格すら無いのかもしれない。そこにお気づきいただきたいですね。
 閑話休題
 忘れていました。今回はゲームの悪口ではなく、効能についてお話ししたかったのです。
 確かにゲームは時間泥棒ですが、利点がない訳ではありません。「達成する喜びを得られる」「次回どうすればいいか分析し考えられる」「時間を忘れるほどの集中力を得られる」「チャレンジ精神で燃える」などなど・・、あれ、これって受験勉強と同じでない?
 その通り。受験自体が人生を賭けた壮大且つ究極のゲームなのです。人生賭けてますから高揚感しかありませんよね。受かるか落ちるかのワクワクドキドキ感もありますね。まさにゲームそのものじゃないですか。そこらへんのネットゲームやギャンブルより余程楽しめます。
 「ゲームばっかりしているのになぜかあの子は成績がいい」という生徒は、それを通して受験、そして人生までもゲーム化してしまっている、そういう脳になっているのです。
 生産性のない暇つぶしだけのゲームには何の価値もありませんが、ゲームを通じてその域に達するのであればそれはアリですし、そのように持ち込める子育てができるのであればそれもアリです。
 当塾にもかつて「灘」「筑駒」「開成」の三冠王がいましたが、まさにそういう生徒さんでした。こういう子が「究極のゲーマーでありギャンブラー」なんですね。(ちなみにその子は現在東大にてアプリ開発に夢中)

 
 
 
 
 

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