中受の合否は「親力」「家庭力」で決まると心底実感します。
2020年8月03日
※ 夏期講習は満席となりました。
「何のために中学受験するの?」このような疑問を持つ子の多くは、四六時中学習を強制させ、我が楽しみを奪おうとする親や講師を「ひどい人」に見立て、それに抗えない自分を「被害者」「悲劇の子」と考えてしまう傾向にあります。勉強する目的、ひいては中学受験をする目的が不明確な子が、このようにいろいろな不満を持つもの当然で、人は「何のためにそうしているか?」がわからないことには熱意を示せないのです。
しかし、一方で中学受験を自分事として捉え、自分の意志で学習する子もいます。この両者の結果は言わずもがな、なのですが、どうしてこのような違いが出てしまうのでしょう?学習量も脳の構造もほぼ同じ、同じ塾に通っていて同い講師から授業を受けていても結果に違いが出るのであれば、その原因は必然的におお子さんが日常最も影響を受ける「家庭の在り方」でしかないのです。
冒頭の「何のために中学受験するの?」という問いに対して。親御さんがその理由を明確に応えられないなら、お子さんは中学受験日ギリギリまでこの疑問を持ち続けるでしょう。そして受験は「親のために渋々やるもの」という「他人事」として臨むのです。これでは仮に成功したとしても、その後「燃え尽き症候群」に陥り、こんなことになるのなら・・と後悔することになるのです。そのような事態を避けるにはどうすればいいのでしょう? 家族の皆がベクトルを揃え受験に臨むにはどうしたら良いのでしょう?
次回はその辺りをお話ししてまいります。