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国語対策法を伝授

宿題って、出されて嬉しいですか?出さないと不安ですか?

2020年6月12日

 来週あたりから小学校も徐々に授業数を増やし、原状回復に近づこうとしています。それはそれで良いことなのですが、コロナの影響で休校状態が長引き、やっと通学が再開され、子どもたちもきっと喜んで学校に行くに違いないと思いきや、生徒たちの話を集めてみると「本当は行きたくない、休めるものなら休みたいが、みんなが行くから自分も行く」という声が圧倒的に多いのです。「さぞ、お友達や先生方に会えるのを待ち望んでいたに違いない」というのは大人側の勝手な幻想で、子どもたちは「行かなくて済むものなら行かない」の立場であり、大人が考える「文科省推薦のような理想的な子ども像」とは真反対の本音に愕然としたのが先週のこと。
 時代・状況は違えど、元々学校に喜んで通う子はそう多くはないのです。その証拠に土日のお休み、天災による突然の休校(やったー、台風で明日学校休みだって❗️)は子どもにとって嬉しいことであり、「土日が休みでつまらない、台風で休校だなんて辛すぎる」と感じる子はごく少数なのです。
 これはですね。文科省も先生方も「おかしい」と思わなければいけないのです。「なぜ、生徒たちは学校に行きたがらないのか?そんなに魅力がないのか?」を真剣に考え、そう思われていることを恥ずかしく悲しく悔しく思い、改革していかなければならないのです。現状維持お大事で、その意識があまりにも欠けているのではないでしょうか?
 コロナ休みの期間、テレワークが浸透し会社も社員も働き方・価値観・考え方に対し「今までがおかしかった、変化しよう」という意識が芽生えています。学校も「今までのあり方の継続で本当にいいのだろうか?今が改革の時ではないか?」と考えていただきたいのです。もし、先生ご自身が小学生だったとして、今の学校に嬉々として通いますか?と問われ、 そうでもない、というお答えでしたら変えなくてはならないし、今、通っている生徒たちの想いを想像力を駆使して汲み上げ、適切な行動を取らなければならないのです。一介の塾講師ですら年中そういうことを考え行動していますので、学校の教師であるなら(公共の利益の増進に尽くすべき全体の奉仕者たる公務員であるなら)尚更そうすべきだと思うのです。
 (生徒の意見を集約すると)子どもは別に勉強が嫌いだから学校に行きたくないわけではないのです。また、学校をレジャーランドのようにして自分たちをお客様扱いして欲しいわけでも、媚を売って欲しいわけでもないのです。今時の子供たちは「物の道理」をよくわかっています。そこはバカにしない方がいいですね。
 学校の理不尽さ(意味のわからない規則など)が嫌なのです。同調圧力やクラス内のヒエラルキー、ひいてはそれが原因のいじめ・SNSによる中傷などが嫌なのです。要は友達・先生との人間関係の煩わしさが「学校に行きたくない」本当の理由らしいのです。例えば、夏休みに花壇の水やり当番を決め、たまたまその日が台風で大雨だったにもかかわらず、(今日は私が水やり当番の日だからという理由で)傘を差しながらジョウロで水をやっていた子(実話です)に対し、「よく規則を守りましたね」と褒めるような教師がいたり、一方で「台風の日でも規則だから水やりをサボってはいけません」と言うような教師がいたり、サボってみんなから(特にヒエラルキートップの子に)睨まれる(いじめられる)のを避けたい、と同調圧力に屈し、自分でも「私、何をやっているのだろう?」と疑問を感じつつも水やりをするような「自分で物事を考え判断できない子」がいたりする学校に魅力を感じない、という生徒がいるなら、私はそういう子の方がよほど正常な感性の持ち主だと思うのです。そういう子を救うような学校の体制になっているのか?そうなっていない学校だから子どもたちは通学に不安を感じているのです。学校がそういう現状ですから、もし親御さんがお子さんから「学校に行きたくない」と言われたなら、その子をダメな子として見るのではなく、マトモな神経で良かった〜、くらいに考えた方がいいと思います。
 さて、宿題もそうですね。
 「長い休みの期間があったから、その分宿題を大量に出そう」と、学校は相変わらずそういう脊髄反射的発想をします。もしくは「宿題を出さないと親御さんからやる気のない教師だと思われてしまう、から出す」と自分に保険をかけるとか「上からの指示だから出す」とか「出さないと宿題を多めに出す同僚とのバランスが悪くなる」とか、生徒と無関係のところでの忖度や同調圧力で宿題を決定するとか、そういうのはもうそろそろ止めてもいいのかな、と思います。 先生方も色々ご尽力なさっていることは十分に理解していますが、「やるべきことをやらない」「やらなくていいことをやる」では本末転倒ですので、その辺りをお考えいただければ、と思います。
 ちなみに私は基本的に宿題は出しません。元々同調圧力とは無縁の人間ですので、(ご意見は参考にしますが)そういうものにあまり左右されることなく私の考え・価値観で諸々を判断・決定しています。
 なぜ、宿題を出さないのか?につきましては次回とさせていただきます。
 

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