国語・1年間を振り返って。
2011年1月15日
※ 今期最後のブログです。来期のブログは2月からスタートとなります。
さて、「国語が出来ない」「どうすれば国語ができるようになるのか?」そんな悩み・疑問を持ち入塾にした皆さん。偏差値40近辺で当塾入った生徒が第4回の合判テストで61をとるなど、どうにか国語のコツを掴んだ状態で2月受験を迎えられる生徒も多いのではないでしょうか?
国語の成績を伸ばすのにタネもシカケも要りません。テストでいい結果を残したければ以下の4点にさえ気を遣えばいいのです。
1.文章を一文一文丁寧に且つそれらをすべて暗記するくらいの集中力で読み進める。
2.設問を丁寧に読み、聞かれた通りに素直に答える。
3.受験に必要な漢字・語句はすべて覚える。
4. 空欄を作らない。時間内に解き終わる。
「そんなこと当たり前だよ」「誰だって知っていることだよ」
「はい、わかりました。では、皆さんは確実にこの4点を実行できているのですね?」
「・・・・」
「基本中の基本さえ満足に実行できず、何をお望みなのでしょう?」
国語に限らず、出来不出来を決定するのは「才能」ではなく、ましてや「テクニック」などではありません。すべては「性格」です。
上記の1に必要なのは「集中力」と「根気」。2に必要なのは「慎重さ」「素直さ」。3に必要なのは「根気」「勤勉さ」。4に必要なのは「熱意」「ねばり強さ」「負けん気」。
すべては性格が起因しているんですね。その性格を決定するのは何か?
それは「家庭でのしつけ」であり、「親の子への日頃の接し方」です。
国語ができないのは能力がないからではありません。それは、上記と真逆の性格、つまり、「気が散りやすく、飽きっぽく、大雑把で、根気がなく、ねばりがなく、あきらめも早く、向上心のない」、且つ「他人のアドバイスに耳を傾けようとしない」性格の生徒だからです。それが「学力の向上しない生徒を生む」決定的要因となるのです。
しかし、「三つ子の魂百まで」と言いますから、本人によほど変えようという意志がない限りこの性格は6年生になっても引きずります。そんな生徒が今、苦しんでいます。
逆に、そこからいち早く脱した生徒が成績をグングン伸ばしています。
塾は子供の性格を変えることを業務としていませんが、不本意ながらそうせざるを得ない現状にあるのもまた事実です。
言葉は悪いのですが、「親のしつけの後始末・尻拭い」を兼務しているのが今の塾です。
学習したことをスポンジのように効率良く吸収させるには、まず自分の性格を変えることから始めましょう。学習の効率性を低める性格とはさっさとオサラバすることです。
その準備が整った後で、われわれの出番です。
受験に関わる高レベルな内容を教えていきますからね。どんどん心に浸透させてくださいよ。
「心構えの素直な生徒」「受験に長けた熱意ある講師」。この2つがシンクロして初めて学力は向上します。
今期はこれで終了です。
次回またお会いしましょう。(と言ってもブログで)(笑)。