中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

「できない子」「受験に向かない子」の共通点。

2019年11月05日

  続きです。
 「進み方は遅いが毎日漢字を10個覚える子」と「サボる日は多いが、やるときには漢字30個を覚える子」がいるとするなら、さて、成果を上げられるのはどちらの生徒でしょう、また、どちらが受験に向くのでしょう、と問われれば、間違いなく前者だとお答えします。なぜなら前者は学習を「習慣として」捉え、後者は「気分・ノリでやるものとして」捉えているからです。前者にとっての学習は習慣であり「やらないと気持ち悪いもの」なので「怠ることが考えられない持続可能な学習習慣」を彼らは既に構築しているからです。一方後者は「調子が乗らないとやらない→その状態が続くなら一生やらない」と言って憚らないようなタイプで「親の心配を他所に自分の都合を優先する子」です。これでは安定的な学習が期待できないので、当然学力は低迷しますし、その幼稚な精神状況からして「競争力を伴う受験には向かない子」とも言えるのです。
 「できない子」「受験に向かない子」に共通するのは勉強を「日常の習慣」にしていないことです。しかしそれはそうさせてこなかった親の責任でもあります。
「勉強したら褒める」「しなかったら叱る」、このような感情を伴った接し方をしていること自体、親御さん自身が「勉強とは日常習慣の一部である」と認識していないか、またはご自身が「勉強は気分でやるもの」という認識で過ごしてきた、という証でもあるのです。「トイレに行ったから褒める」「歯を磨いたから褒める」ことはないですよね。「学習」もこれらと同等の日常習慣なのです。ですから「受験向きの家庭」はいちいちお子さんを褒めたり叱ったりしません。「日常習慣だからやって当たり前」だと思っているからです。
 そもそも学力の劣る子は基本的日常習慣すらも怪しいところがあります。「朝は一人で起きられない」「促されないと歯を磨かない」「勝手にゲーム時間を延長する」「夜中までスマホをいじっている」などなど、要は自分を律することができない弱い子なのです。日頃から自分を律することができない子どもが、どうして厳しい受験を勝ち抜くことができるのでしょう?残念ながらそういう生徒は淘汰され、望むような「都合のいい結果」は得られないのです。中学側も「きちんとした子」が欲しい、だから試験で選別する。この当たり前の理屈がわかっていれば、自ら「おもちゃが欲しいのに買ってもらえず、人目を憚らず泣き喚く子」になろうはずもありませんし、親御さんもそういう子に育てることはありません。
 中学受験はまず「きちんとした親御さん」ありきなのです。その「きちんとした親御さん」が「きちんとした振る舞い・きちんとした日常習慣」をお子さんに伝え、「学習も生活習慣の一部なのだ」ということも自然な形でお子さんに浸透させていく。しかもそれを幼児期から根気よく噛んで含めるように教え込んでいくことが大事で、それでもわかってくれないなら、わかるまで根気よく教え込んでいく。
 子育てとは要は「忍耐力」なのです。そしてその「忍耐力」=「親御さんの人間力」こそが、お子さんに「本当の愛情」を伝える源であると思うのです。
 子育てで無駄な忍耐はありません。「中学受験成功日」は親御さんにとって「忍耐力の開花日」でもある、とお考えください。

 次回に続きます。


 

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