中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

要は、本気だったかそうでなかったかの違いだけなんです。②

2019年9月13日

 続きです。
 「成績の伸びる子」「入試で成功する子」は、確かに能力のある子、努力する子なのですが、合格した受験生が共通して持っていた資質は「必ず成功させるという気力を最後まで継続させる心の強さ」だと思います。要は「諦めの悪い子」が受かるのです。そう言うと「精神論・根性論」みたいな話になりそうですが、もちろん心の有り様そのものに成績を上げる効力はありませんが、その心のあり方を行動に移したとき、生徒さんは大きく成長します。
 「必ず成功させる」には「誰よりも得点量を増やし、誰よりも失点量を減らす」という現実策があります。それをリアルに受け留め、日々その実現に向けて過ごせるかどうかが重要なのです。地頭、努力・勤勉さも大事ですが、それに沿ったものでなければ「宝の持ち腐れ」になってしまいます。「頑張っているのに成績が伸びない」とお悩みの方は「今まで自分が本当に正しい方向での努力をしてきたのか?」を今一度考えてみてもいいかもしれません。
 例えば「得意科目を伸ばし、それで苦手科目をカバーしていこう」という発想・指導は非現実的で無責任です。なぜなら普段の得点率8割の科目を1割伸ばし9割にするより、4割しか取れない科目を7〜8割にしたほうが「総合点で競う入試」では有利になるからです。受験生は「一教科オンリーの職人的なスペシャリスト」ではなく、「なんでもソコソコ平均以上取れるゼネラリスト」の方が有利なのです。苦手教科はやりたくない、と逃避するのではなく克服する勇気を持つ。これが大事です。また、配点の少ない理社を頑張るより(総合点で入試が決まるなら)算国の強化を図る方が、合格に近づくという点ではより現実的な策なのです。もし算国のどちらかが圧倒的に苦手なら、そこをスルーすると致命傷になりかねませんのでご注意ください。
 さて、「本気な子」は基本的にネガティヴで悲観主義者です。「絶対に受かりたい」の裏には「絶対に落ちたくない」気持ちがあります。この二つは表裏一体。本気で受かりたいと願う生徒さんは「落ちることへの恐怖」が尋常ではありません。ちなみに「受かりたい」という気持ちの薄い子は落ちることに対する想像力(恐怖)も薄いです。そして「根拠のないプラス思考」に身を潜め、現実逃避しまうことを「まずい」とは思わないのです。このような姿勢のままで入試当日まで迎える生徒は想定した通り「不本意な結果」しか得られません。ですので受かりたいなら、いち早く軌道修正することが求められます。しかし、それが無理なだと言うなら、もう受けないほうがいいですね。負けることがわかっている戦はしてはいけないのです。
 「落ちることへの恐怖が尋常ではない生徒」は「漢字を10個覚えよう」と、こちらが課題を与えても「11個目が入試に出たらどうしょう?」、「千葉県の農業を調べよう」という課題に対しては「農業ではなく工業が出たらどうしよう?」と考えます。そして自ら課題を増やしていきます。課題が増えるから必然的に学習時間が増えていく。学習量が増えるから知識も増える。これで合格に近づいていくのです。
 「受かる子は勉強量が多い」というより、あれこれアンテナを張ることが習慣化されている生徒さんは、結果的に自分から学習量を増やしてしまうのです。「手のかからない子ほど合格率が高い」というのは、お仕着せの課題をこなしている感覚で学習するのではなく、誰に言われるわけでもなく、彼らが自ら課題を作ろうとしているからなのです、そこには親や講師の叱咤激励など関係なく、能動的な自らの動きしかないのです。そう彼らは勝手に自分で動いているだけなのです。このような本気度の高い生徒は、言い換えれば「受験生としての当事者意識が強い生徒」とも言えます。過去を遡っても、難関校と言われる学校に入れた生徒のほとんどはこういうタイプの子です。その中に親や講師の鞭で渋々動いていた生徒を見つけることはありません。
 本気になれば、受かる甘い夢をみるより落ちる恐怖を先に感じる、その恐怖解消のため自主的に動く、必然的に学習量・それに伴う知識・対処するための知恵が増え、受験に必要な経験値の増加に比例して得点率も上がる、また、無知ゆえに生じたであろう失点量も減る・・その流れを築けるかどうか、築く意志があるかどうかが肝心なのです。合否はそれで決まるのです。
 9月も半ばです。残りの期間は入試に対する自らの意識を確認し、もし甘さがあるようなら、もし心が成功への道に繋がっていなければドラスチックに変えて行きましょう。
 
 
 

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