中学受験は個別指導で成績伸び率の差が出る!!

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国語対策法を伝授

講師が教えれば教えるほど、生徒の合格が遠ざかっていく理由。④

2019年5月14日

 続きです。
 当塾が一貫して申し上げていることは「過程も大事だが、それ以上に大事なのは結果」、つまり「志望校に合格することが最重要」だということです。それは塾として当たり前の目標なのですが、「志望校に合格する」にはどうすれば?そこを(生徒も講師も親御さんも)真剣に突き詰めていかないと、望ましい結果を得ることは非常に困難になります。
 突き詰め方が甘いと、つい「頑張る」「一生懸命」「努力」など抽象的精神論でお茶を濁しがちになりますが、しかし、それらは受験生として備えておくべき大前提ですので、これらを目標にすること自体おかしいのです。そこはお気づきください。
 入試に成功したい、を真剣に考え、どうすればいいか?を真剣に突き詰めて考えるなら答えは一つしかないのです。それは「全ての問題で失点を無くし全ての問題を得点化することを目標にする」です。これを実現すれば落ちることはない。当たり前の話です。では、その実現するためにどうすればよいのか?これを実現させるもさせないも自分次第、「自分で何をすべきか考えられる能力、その考えたことを実行する能力」を身につけるしかないのです。これが受験生が最も優先すべきことであり、講師・親御さんはその実現に向けたサポートを第一に考えるべきなのです。
 「自分で考え自分で工夫し自分から行動する子(生徒)にする(になる)」この大前提がないと「失点皆無・全て得点化する作戦」は実現しません。試験会場には自分しかいない、頼れるのは自分しかいない、そして受からなければならない、そうであるなら、自分を「誰よりも頼りになる存在」に格上げするしかないからです。「自分の格上げ」は自分しかできないのです。
 しかし翻って現実はどうでしょう?子どもたちは親に叱られて仕方なく勉強し、塾での一方通行の授業では聞き手に徹し、それでいて(心にもない親からの受け売り言葉である)「受験は自分のためにする」を、しれっと言ってみたり・・など、「自分で考え自分で行動する」という理想とは逆の日々を過ごしているのです。入試では「これではいかん❗️」と気づき早めに自己改革した生徒が受かり、いつまでたっても「受け身のお客さん」のまま入試日まで過ごしてしまう生徒が落ちるのです。これは毎年変わらない真実なのです。
 ですが、「自分で考えない行動できない受け身の子(生徒)」にしたのは、紛れもなく大人です。親の過干渉、学校の命令・規則の過多、塾の面倒見の良すぎる手取り足取りの授業が、「大人の言うことに唯々従っていればそれでいいんだ」という思考停止の子を大量に生み出してしまうのです。思考停止の子は「解決策の全てを大人が提示してくれる」「大人の言うことを聞いていれば問題ない」と考えてしまいます。例えば校則。何の根拠も合理性も確認できない校則に、頭ごなしに慣習的に生徒に従わせる教師、それに何の疑問も持たず盲目的に従う生徒、複雑化していくグローバル社会に柔軟に対応していくことが求められる昨今なのに、学校というところはそれに欠かせない「自分で考え行動する能力」を育てる意思がないのではないか?と、疑問に感じてしまいます。ですから「真面目で大人しい子」と評されるなら、それは「大人にとって扱いやすく都合のいい子」に近い意味ですので、喜ぶのではなく、むしろ「バカにされている」と、危機感を持ったほうがいいと思います。(そもそも「真面目」と「大人しい」はまるで違う意味なのに、これらをセットにして人物を評することが多いのも疑問です)
 思考しないことに慣れきった子供は大人になっても状況に流される人間、そして保身第一の人間になっていきます。「会社では上司のいうことに従っていればいい、口答えすると自分が不利になるから」「自分は不本意だが親の期待に沿っていればいい、親不孝と罵られるのが嫌だから」「権威あるマスコミやSNS の情報は信じる、多数に合わせておけば無難だから」「みんながそう考えるなら私も賛同する、仲間外れにされたくないから」その結果、「どうぞ私の生き方を皆さんでご自由にお決めください」みたいな主体性のない、自分の可能性を自ら狭めてしまう大人を量産してしまうのです。保身を図ったつもりが却って一度しかない人生を台無しにしてしまうことになる。皮肉な話です。生殺与奪権を他者に握らせてしまうくらい惨めな生き方はないのです。
 中学受験では志望校に受かることが大事、しかしそれが自分の考え・行動に基づいたものではなく、親の言いなりでどうにか実現してしまった、だけどそんな生き方をしてきたから大人になっても自分で物事を考えられませーん、それでは「学歴だけは素晴らしいバカ」と言われても仕方のない人間になってしまいます。

 前回の「講師の予習禁止」の話はここに絡んできます。
 前置きが長くなり、今回は説明できませんでしたが、次回はその説明をしてまいります。

 
 

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