講師が教えれば教えるほど、生徒の合格が遠ざかっていく理由。②
2019年4月16日
※ GW講習は午前の部、午後の部が既に満席となりました。夜の部は残り2コマです。
※ 思った以上にGWを学習に充てる生徒さんが多いです。どこに出かけても混んでますし、お金も(GW料金で)かかりますし、疲れますしね(笑)。休みことで却ってストレスを溜め込む、と考え、家でじっくり学習し、実利を得る方が得策だと判断したご家庭が多い、ということなのでしょう。事実そうだと思いますし、受験生を抱えたお家にとっては尚更これは賢明な判断だと考えます。このGW期間中で徹底的に学ぶか、もしくは遊び呆けるかで6年生の来年2月の合否が占えます。それだけこの10連休は重要であり、且つ「学力向上のための天与のチャンス」だということです。
前回も申し上げましたが、塾のレベルがどうのこうの講師のレベルががどうのこうの、以上に重要なのは、生徒が「合格するにふさわしい学力を身につけているか?」「確実に合格する術を身につけているか?」です。
(当塾はその一点にしか興味がありません。また、「できる子をできる状態のままで預かってそのまま合格させる」ことには興味ありません。「できない子ができるようになり、合格不可能だと思われていた学校に受かる」これが当塾の最も関心のあることであり、塾の存在意義はそこにあると確信しています。)
生徒は一人で受験会場に向かい、一人で問題に立ち向かうのです。つまり合否を決めるのは生徒本人なのです。ならば、塾の役割は?と問われれば「預かった子を確実に合格する生徒にすることだ」とお答えします。それ以外はありません。
その「確実に合格する子にする」には「自分で考え自分で工夫し試行錯誤を繰り返しながらも、自分の力で確実に進歩していく子にしていく」ことが大事です。塾はその後押しに徹すればいいのです。それは講師も同じことで「どうすればそういう子になれるか?」を日々考え生徒と接していかなければいけません。集団塾ではなかなか難しいかもしれませんが、もしマンツーマンの授業を行う個別塾の講師であれば、その考えで授業を行うことが最低必要条件となります。
「淀みなく講義する講師」「何でも丁寧に解説してくれる講師」。側から見れば頼もしく見えるこのような講師は「わかりやすい先生」として重宝されます。
私もそのような評判をいただくことが多いのですが、それは講師として「当たり前」のことをしているだけで、ご評価いただく必要はないのですが、果たして「わかりやすい授業をする講師」が「自分で考え工夫する生徒」を生み出しているのか?その相関関係はどうなのか?といつも疑問に感じているのです。「入試に勝てる生徒」を育てるにはどうしたらいいのか?毎年考える中で得た結論は「教え過ぎない」「講師は予習禁止」ということです。
この方法で生徒と接すれば間違いなく伸びていきます。当塾の実績はその集大成なのです。
これは「秘中の秘」なのですが、次回その一部をお教えしたいと思います。